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BRCA関連重複癌患者の全エクソン解析を通じた新規癌発症リスク因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 22K07233
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

谷岡 真樹  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60573045)

研究分担者 枝園 忠彦  岡山大学, 大学病院, 教授 (30509451)
中村 圭一郎  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90359886)
柳井 広之  岡山大学, 大学病院, 教授 (90379735)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード重複がん / 重複癌 / 全エクソン解析 / 乳癌 / 卵巣癌 / 膵臓癌
研究開始時の研究の概要

現在解析中の23症例に加え、本研究では岡山大学の50例を追加し合計100重複癌の全エクソン解析を行い、胚細胞BRCA1/2変異位置の偏り、他遺伝子変異、複数遺伝子変異例を報告する。そして東北メガバンク9千人の全ゲノムデータを活用し、癌未発症だがHRD関連変異を有する一般人を、臨床情報を含め機械学習により重複癌と比較し、重複発症のリスク因子を明らかにする。これは乳癌・卵巣癌・膵癌に共通する発症・治療の新規バイオマーカーとなりうる。腫瘍側では同一患者の重複腫瘍に共通するクローン解析から重複癌に特徴的な新規遺伝子変異を同定する、また重複腫瘍のHRDから再発予測や治療戦略を構築する。

研究実績の概要

重複癌発症リスク因子は、発症予防措置を可能とし、また乳癌・卵巣癌・すい臓癌の発症・治療の新規バイオマーカーとなりうる。我々はリンパ腫を2度、乳癌と膵臓癌を重複した1名において、LMO2の生殖細胞変異を唯一の候補として見出した。
バイオバンクジャパンにおいて、びまん性大細胞型リンパ腫と乳癌、膵臓癌、または卵巣癌を重複した103名の患者の中で、これまでに認められたLMO2のバリアントを有する症例が認められるかを検討し、LMO2のバリアントが認められたサンプルに関して全エクソン解析によりその他の遺伝子変異に乏しいこと、相同組み換え異常のレベルを測定する。
BBJより103サンプルを受け取り、理化学研究所へ送付し、LMO2内シングルサイトの遺伝子変異解析を行った。しかし変異のあるサンプルは全くなかった。
また、MRE11、TET2などの変異は各1名に認められたが、これらサンプルでは同時にBRCA2の変異も認められており、ドライバー変異と判定するには不十分である。同様に1名にBRCA1 /とBRCA2の両方に変異が認められたが相乗的な発癌への影響があるか1名のサンプルでは判断しがたい。そこで本研究では神奈川県立がんセンターバイオバンクで保存された乳腺外科、消化器外科(肝胆膵)、婦人科にて乳がんと卵巣がん、あるいは乳がんと膵臓がんと診断を受けた患者の腫瘍組織、生殖細胞DNAの全エクソン解析を追加することを通じて重複がんに特徴的な遺伝子異常を同定する。既にDNAの抽出を終え、現在理化学研究所でシークエンスを行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

順調に計画を進めている

今後の研究の推進方策

神奈川県立がんセンターバイオバンクで保存された乳腺外科、消化器外科(肝胆膵)、婦人科にて乳がんと卵巣がん、あるいは乳がんと膵臓がんと診断を受けた患者の腫瘍組織、生殖細胞DNAの全エクソン解析を追加することを通じて重複がんに特徴的な遺伝子異常を同定する。既にDNAの抽出を終え、現在理化学研究所でシークエンスを行っている。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] BRCA関連重複癌と生殖細胞の全エクソン解析により同定された新規候補遺伝子2022

    • 著者名/発表者名
      谷岡真樹
    • 学会等名
      人類遺伝学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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