研究課題/領域番号 |
22K07236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
村瀬 和幸 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90444918)
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研究分担者 |
加藤 淳二 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345)
高田 弘一 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90398321)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 難治性軟部肉腫 / 標的抗がん治療法 / 免疫原性細胞死 / 標的抗が ん 治療法 |
研究開始時の研究の概要 |
AYA世代のがん対策は政策提言にもある通り日本の医療にとって大きな課題である。今回我々はAYA世代で問題となる希少がん、特に治療法の進歩の乏しい軟部肉腫の新規治療開発を目指す。その手法として、今までとは違う手法による免疫力を使用したがん細胞の細胞死(免疫原性細胞死)による新規抗がん治療法の開発をすることを目標とする。
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研究実績の概要 |
日本では毎年5000人ものAYA世代の若者ががんに罹患している。AYA世代のがん対策は政策提言にもある通り、これからの日本の医療にとって大きな課題である。今回我々はAYA世代で問題となる希少がん、特に治療法の進歩の乏しい軟部肉腫に注目した。軟部肉腫の切除不能例に対する化学療法はDoxorubicin単剤が未だに主流であるが効果に乏しい。進行軟部肉腫の予後改善のため、新規治療法の開発がAYA世代のがん患者救済のためにも必須である。申請者らはこれまでに、Liposomeを利用した新たなDrug delivery system (DDS)を開発(Nat Biotechnol. 2008)。この技術を応用し新たなる標的抗がん療法を開発し特許も申請した (特許第5936002号)。そこで本研究ではこのDDSで制御性T細胞を標的とした新たな手法での免疫原性細胞死による新規抗がん治療法の開発をすることを目標とする。健常人ドナー血液からヒト末梢血単核球を比重遠心法にて分離した単核球を既報に従いsortingしたSortingした各分画のT細胞に標識し導入効率をflowcytometerで定量的に検討。BCL2阻害剤と結合したCD25標識-BCL2阻害剤含有Liposomeを作製。IL-2の濃度勾配をつけ(0, 1, 5, 10, 100, 1000 IU)刺激し、7-AADとanexin VによるApoptosis assayにて選択的な殺細胞効果を評価、調整中。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度は教授退官に伴い離職者が複数でて、人手不足でした。また新カリキュラムが始まり、今までの1.5倍の学生指導が必要となりました。更に働き方改革のため十分な研究時間の確保が出来ませんでした。
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今後の研究の推進方策 |
遅れているvitroの確認実験を追加検討します。適切な試薬の調整を進めます。その後にvivoの検討を行います。
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