研究課題
基盤研究(C)
悪性腫瘍に対する世界的な基礎研究、臨床研究の進歩にも関わらず、胆道癌は難治かつ生命予後不良であり、発生メカニズム、危険因子を解明し、革新的な治療の開発が必要である。標準的な抗がん剤に高度の耐性があり、個別化医療、がんゲノム診療を始めとした新しい治療戦略を構築する必要がある。本研究では胆汁を用いた胆道癌オルガイドバンクを樹立し、胆道癌の生物学的な特性を明らかにし、今後の個別化医療、創薬への基盤となる研究を行う。また、発がん危険因子の探索のために、環境要因である胆道細菌叢、胆汁酸を解析することにより生体内環境リスクに準じた早期発見、予防的な介入の開発への基盤的研究を行いたい。