研究課題/領域番号 |
22K07281
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
土井 歓子 広島大学, 医系科学研究科(医), 特任講師 (50723029)
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研究分担者 |
中尾 稔 広島大学, 医系科学研究科(医), 特任助教 (50726601)
三浦 英治 広島大学, 医系科学研究科(医), 特任助教 (50752078)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自動輪郭作成用モデル / Deformable registration / 高精度放射線治療 / 進行乳癌 |
研究開始時の研究の概要 |
女性が罹患する癌の中で最も多い乳癌、特に進行乳癌症例に対して、個別化された最適な高精度放射線治療を速やかに確実に提供出来る体制を確立させることを目的に本研究を行います。我々の施設で行っている進行乳癌に対する高精度放射線治療技術および経験を活かし、①深層学習を応用して患者個別の標的体積モデルを自動的に導き出すプログラムを開発すること、および②汎用性の高い物理検証ソフトウェアを開発することで、進行乳癌症例に対する最適で安全な高精度放射線治療を効率よく提供できる体制作りに貢献したいと考えています。
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研究実績の概要 |
まず、研究を実施するために、当該研究に関する研究計画書を広島大学疫学研究倫理審査委員会に提出し、倫理的な問題がないことを確認した。今年度は進行乳癌に対する高精度放射線治療計画を出来るだけ簡便に行う手法の模索・検討を行った。進行乳癌の領域リンパ節を含む術後照射の場合、照射範囲は患側胸壁/温存乳房と腋窩および鎖骨窩・鎖骨上部を含む領域であり、放射線治療の標的体積は頭尾側に広く不整形な形状となる。この照射範囲の描出に時間がかかることが問題視されており、いかに効率よく照射範囲を決定させるかが重要である。乳癌所属リンパ領域の輪郭作成を自動化させることが出来れば、治療計画者の負担を低減できる可能性がある。我々は商用ベースの放射線治療計画装置に付随している自動輪郭作成ツールに、過去に我々が経験した症例を登録し、当院における自動輪郭作成用モデルを構築する試みを行った。実際にツールを構築し検討した結果、各Axial断面では手動と自動の輪郭が概ね一致し、治療計画者の輪郭作成の負担軽減が期待できると考えられた。ただし、このツールは登録したデータベースと最も一致する1つのアトラスデータを選択し、Deformable image registration技術によって新しい輪郭を自動作成するものである。従って、登録する症例数よりも正確な輪郭情報を持つアトラスデータベースの方が重要であり、自動輪郭作成の正確度を向上させるためにはさらなるブラッシュアップが必要と考えている。今後はこのツールを活用し、治療計画にかかる負担軽減策を追求していきたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、①高精度放射線治療計画を簡便に作成すること、②物理検証を簡略化させることを目的としているが、①のみ進めることが出来た。来年度は②に関して研究を進めることが出来る体制を整えたいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
高精度放射線治療計画をより簡便に作成するためのモデル作成を進める。さらに高精度放射線治療の物理検証に関してどのような手法が最も汎用性が高いのか、学会参加等も踏まえて情報収集を行い研究体制を整えたいと考えている。
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