研究課題/領域番号 |
22K07389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石川 崇広 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (00749426)
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研究分担者 |
越坂 理也 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (30466700)
小倉 正恒 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (30532486)
竹本 稔 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (60447307)
前澤 善朗 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80436443)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 筋腎連関 / 糖尿病性腎症 / サルコペニア / R3hdml |
研究開始時の研究の概要 |
CKDやサルコペニアは加齢に伴い増加ししばしば合併することから「筋腎連関」という共通のメカニズムの存在が示唆されるも、その機序は不明であった。我々はこれまでに新規遺伝子であるR3hdmlは腎臓・筋肉に発現する分泌タンパクであり、過剰発現させると糖尿病性腎症・CKDの進展抑制や筋障害の回復が早まることを報告した。そしてR3hdmlは加齢により減少し高齢のR3hdml欠損マウスはCKD/サルコペニアが進行することを突き止めた。以上より我々は、R3hdmlをCKD/サルコペニアの診断・治療のKeyと考え、基礎・臨床研究の両面からR3hdmlの新規バイオマーカー・新規治療薬としての研究を推進する。
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研究実績の概要 |
超高齢社会である我が国では、加齢に伴い糖尿病やCKD、サルコペニアが増加している。これらは相互に関連し死亡率を相加的に高め、健康寿命の短縮や医療費の増大などをもたらすことから、社会的にも大きな問題となっている。両者はしばしば合併し「筋腎連関」という共通のメカニズムの存在が示唆されるものの、その機序はこれまで不明であった。 我々はこれまで新規遺伝子であるR3hdmlの研究を行い、その過程でR3hdmlは分泌タンパクであること、さらにR3hdmlを過剰発現すると糖尿病性腎症の進展抑制の可能性や筋障害の回復が早まることを見出している。さらにin houseでの予備実験(未公開)の結果から、我々はR3hdmlは老化の制御を介してCKDやサルコペニアを抑制している可能性を考えた。以上より我々は、R3hdmlに対する研究を通して、「細胞老化」により引き起こされる「筋腎連関」の病態メカニズムを解明し、R3hdmlによるCKD/サルコペニアの新たな治療戦略を確立することを本研究の目的としている。 具体的には以下の2つが本研究の中心となる。 ① R3hdmlを用いたCKD/サルコペニアを対象とした新規バイオマーカーの開発 ② R3hdmlによるCKD/サルコペニアの進展抑制に繋がる新たな治療法の確立 1年目にあたる昨年は、我々は①の開発に先立ち、糖尿病・サルコペニア肥満マウスモデルの検体を使用したメタボローム解析を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス流行により、当初の予定より研究者間での打ち合わせ・ディスカッションの機会の確保がやや困難であった実情が存在した。しかしながらメタボローム解析に必要な検体の回収はすでに終了しており、当初予定されていた実験の中心的な内容を実施することが出来た。現在は解析を行っている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
今後はメタボローム解析の結果から各臓器におけるR3hdmlの生理的な変化や機能解析を行っていく。 また引き続きアデノウィルスを用いたR3hdml過剰発現モデルを用いて、サルコペニアなどの病態に対する治療効果を比較検討する。 これにより将来的なR3hdmlの臨床応用に向けた重要な知見を得ることが期待される。
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