研究課題
基盤研究(C)
薬剤耐性菌の増加による疾病負荷が増加を続け、全世界的な脅威となっている。市中・院内感染症の主要な原因菌である腸内細菌目細菌に対する第3世代セファロスポリンへの耐性が急増しているが、適切な迅速診断法が存在しない。本研究では、臨床検体から直接、薬剤耐性腸内細菌科目を検出できる全自動迅速3GC耐性因子抗原定量検査法を開発し、その臨床的有用性を検討する。国外、検査室外でも簡便に実施可能な検査法の確立により、耐性菌感染症の早期の適切な治療及び予後を改善する新たな診療ガイドライン構築も見込まれる。