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外来治療中の乳がん患者に対する就労支援リハビリテーションプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K07407
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

三木 恵美  関西医科大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40610788)

研究分担者 吉村 匡史  関西医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (10351553)
長谷 公隆  関西医科大学, 医学部, 教授 (80198704)
華井 明子  国立研究開発法人理化学研究所, 情報統合本部, 特別研究員 (60826220)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード在宅乳がん患者 / がんサバイバー / がん関連認知機能障害 / がん関連倦怠感 / 化学療法誘発性末梢神経障害 / リンパ浮腫 / 就労支援 / 在宅がん患者 / 就労支援リハビリテーション / がん
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、治療と仕事の両立を目指す外来治療中の乳がん患者に対する、リハビリテーション専門職による包括的な就労支援リハビリテーションプログラムを開発することである。研究方法として、はじめに労働能力(Working Ability)と就労状況、CRCI・CRFについて横断調査(研究Ⅰ)を実施し、外来治療中の乳がん患者の労働能力に影響を与えるCRCI・CRFの機能的要因を同定し、就労支援リハビリテーションプログラムで評価すべき項目を決定する。次に、外来治療中の乳がん患者を対象とした無作為化比較試験(研究Ⅱ)により、開発した複合的な就労支援リハビリテーションプログラムの効果を検証する。

研究実績の概要

在宅がん患者・サバイバーの復職・就労継続が困難になる要因として、認知機能障害(CRCI)、全身倦怠感(CRF)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、上肢リンパ浮腫、不安・抑うつ等の苦痛症状が関連している可能性は指摘されているものの、入院治療を終えた後の在宅がん患者・サバイバーのCRCI、CRF、CIPN、リンパ浮腫、不安・抑うつ等の発現状況や、それらが労働能力および就労困難にどのように影響を与えているのかについて、十分に調査が行われていない。そこで本研究では、研究Ⅰとして在宅がん患者・サバイバーが抱える苦痛症状と労働能力および就労状況を定量的に評価し、苦痛症状と就労状況との関連について検討する。研究Ⅰで得られた在宅がん患者に対する就労支援リハビリテーションの具体的方略への示唆をもとに、外来治療中の乳がん患者に対する就労支援リハビリテーションプログラムの効果を検討する無作為化比較試験(研究Ⅱ)を計画立案し、実施することを予定している。
2022年度は、横断的調査(研究Ⅰ)を行うための予備的調査として、インターネットアンケート調査を実施した。対象はがん診断から5年以内の18歳から65歳の就労従事経験のあるがん患者・サバイバーで、化学療法または放射線療法を現在受けている、または5年以内に受けたことがある者とした。この予備的調査により就労状況に影響を与える因子として、CRCI、CRF、CIPN、リンパ浮腫、精神症状が関連する可能性が高いことが明らかになったので、この結果に基づき、2023年度は横断的調査(研究Ⅰ)を開始した。現在は研究Ⅰのデータ収集期間である。現在は研究Ⅰのデータ集積を行いつつ、就労支援リハビリテーションプログラムの効果を検討する無作為化比較試験(研究Ⅱ)の計画を立案している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年に研究Ⅰの予備的調査の必要性が生じ、これを実施した後に研究Ⅰを開始したため、当初の計画より研究の進捗はやや遅れている。しかし、研究Ⅰは順調に進行しており、さらなる遅れは生じていない。

今後の研究の推進方策

2023年度より本学関連病院での横断調査(研究Ⅰ)を開始した。2024年度(令和6年度)は外来治療中の乳がん患者に対する就労支援リハビリテーションプログラムの効果を検討する無作為化比較試験(研究Ⅱ)の研究計画書の作成および倫理申請に取り組み、2025年度(令和7年度)より無作為化比較試験(研究Ⅱ)を開始する予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] がんサバイバーの自覚症状が労働能力に与える影響の検討2024

    • 著者名/発表者名
      華井明子、三木恵美
    • 学会等名
      第9回日本がんサポーティブケア学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 終末期がん患者に対する緩和的作業療法2023

    • 著者名/発表者名
      池知良昭、田尻寿子、三木恵美 (編集)
    • 総ページ数
      216
    • 出版者
      協同医書出版社
    • ISBN
      9784763921529
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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