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下痢原性大腸菌の新規マーカーを用いた新規検査法の開発 検査現場での使用を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 22K07434
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関四日市看護医療大学

研究代表者

星野 真理 (大村真理)  四日市看護医療大学, 看護医療学部, 教授 (10313511)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード大腸菌 / 検査法
研究開始時の研究の概要

下痢などを引き起こす下痢原性大腸菌は、作用機序から主に5種類に分類できる。しかし、現在、病院検査室では腸管出血性大腸菌一種類のみを頻度の高い血清型(O-157など)によって寒天平板培地で検出し、分類指標となるベロ毒素産生性を酵素免疫測定法により確定診断しているにすぎない。また、保健所・衛生研究所では分類指標となる複数の病原因子遺伝子を検出しているが、煩雑さを伴っている。そのため、本研究では、質量分析技術を用いて既に発見している分類指標にできる新規蛋白質候補を標的とした、全種類の下痢原性大腸菌の検出・分類ができる簡便・迅速・高感度な新規酵素免疫測定法の開発を行う。

研究実績の概要

腸管内病原大腸菌(下痢を起こすため、下痢原性大腸菌とも呼ばれている)は、作用機序から主に5種類の腸管出血性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管病原性大腸菌、腸管接着性大腸菌および腸管凝集性大腸菌に分類できる。現在、下痢原性大腸菌は、病院検査室では腸管出血性大腸菌の一種類のみを確定し、保健所・衛生研究所においては、5種を分類するための複数病原因子遺伝子の検出に煩雑さを伴っている。
そのため、全下痢原性大腸菌を検出できる新規検出法開発を目的とし、下痢原性大腸菌の分類指標(マーカー)にできる新規蛋白質候補を得てきている。その候補蛋白質の中で前年度までで第1候補と第2候補蛋白質についてはマーカーとしての検証が終了している。今年度以降は、第3候補以降についての検討を行う予定である。まず今年度は、第3候補以降について検証方法、Enzyme-linked immuno-sorbent assay (ELISA)に必要な試薬構築を行うが、その最初のステップとして各候補の目的蛋白質の精製を行った。第3候補については精製した目的蛋白質を用いてELISAに必要な試薬の構築は終了している。第4候補はカラム非吸着蛋白質のため精製をおこなうことができず、第5候補については、可溶性画分には存在せず、inclusion bodyとして菌体画分に存在する不溶性蛋白質のため精製することができなかった。そのため第4候補と第5候補はELISAに必要な試薬の構築もできないため、検証を行うことができなかった。次に第6候補については精製できたためELISAに必要な試薬の構築は終了し、第7候補は可溶性画分には少量しか存在せず、ほとんどがinclusion bodyとして菌体画分に存在する難溶性蛋白質のため精製に非常に困難を要したが、精製を終えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験が困難を要し、順調に進まなかった。病気発症により以前ほど無理をすることができなくなった。

今後の研究の推進方策

予算の関係もあり、更なる他候補へ拡げての検討を行うよりMSで挙がってきた上位検討候補7個のうち、カラム非吸着蛋白質と不溶性蛋白質を除いた5候補について先なる検討に進むこととした。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] PLAAT1 deficiency alleviates high‐fat diet‐induced hepatic lipid accumulation in mice2023

    • 著者名/発表者名
      S.M.Khaledur Rahman, Sumire Sasaki, Toru Uyama, Zahir Hussain, Mohammad Mamun Sikder, Hiroyuki Saiga, Mari Ohmura-Hoshino, Ken-ichi Ohta, Yoshimi Miki, Katsuaki Hoshino, Masaki Ueno, Makoto Murakami, Natsuo Ueda
    • 雑誌名

      The FASEB Journal

      巻: 37 号: 7

    • DOI

      10.1096/fj.202201033r

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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