研究課題/領域番号 |
22K07435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
平山 貴敏 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (80794750)
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研究分担者 |
小嶋 リベカ 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 事務助手(ホスピタルプレイスタッフ) (80746321)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ピアサポート / AYA / 思春期・若年成人 / 不安 / 気持ちのつらさ / 心理的ケア / 院内 / 心理社会的支援 / AYA世代 / がん / 心理支援 / システム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
AYA世代がん患者におけるピアサポートの有効性が報告されているが、国内では院内で同世代の患者と交流する機会が乏しくAYA世代を対象としたピアサポートの提供体制の整備が求められる。我々の研究チームは、これまでにAYA世代がん患者のピアサポートを立ち上げ、アンケート調査を実施し、そのニーズと有効性を報告した。しかし、国内でピアサポートの心理的ケアの有効性を妥当性の示された評価尺度で検討した研究は存在しない。そこで、AYA世代がん患者のピアサポートの全国への普及実装につながるピアサポートシステムを開発するため、心理的な評価尺度を参加前後で測定して前向き観察研究を行い、ピアサポートの有効性を検討する。
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研究実績の概要 |
【研究の目的】AYA世代がん患者におけるピアサポートの有効性が報告されているが、国内では院内で同世代の患者と交流する機会が乏しくAYA世代を対象としたピアサポートの提供体制の整備が求められる。我々の研究チームは、これまでにAYA世代がん患者のピアサポートを立ち上げ、アンケート調査を実施し、そのニーズと有効性を報告した。しかし、国内でピアサポートの心理的ケアの有効性を妥当性の示された評価尺度で検討した研究は存在しない。そこで、AYA世代がん患者のピアサポートの全国への普及実装につながるピアサポートシステムを開発するため、心理的な評価尺度を参加前後で測定して前向き観察研究を行い、ピアサポートの有効性を検討する。
【研究実施計画】2022-2023年度:単施設前向き観察研究(調査対象期間)…国立がん研究センター中央病院で開催しているピアサポート「AYAひろば」に研究期間内に参加したAYA世代(15~39歳)がん患者24例を対象に、参加前後で評価尺度(Hospital Anxiety and Depression Scale-AnxietyとDistress Thermometer)を測定して単施設前向き観察研究を行う。 2024年度:前向き観察研究の結果を解析し、AYA世代がん患者の心理的ケアを目的としたピアサポートシステムを開発(解析期間+手引書の作成)…前向き観察研究の結果を解析し、その結果をもとに手引書を作成して全国のがん診療連携拠点病院でピアサポートの立ち上げ・普及実装につながるピアサポートシステムを開発する。
【2022年度に実施した研究成果】単施設前向き観察研究を実施し、目標症例数24例中24例の登録が完了している。現在、研究結果の解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
目標症例数である24例の症例集積をすでに達成しているから。現在、解析作業を実施中である。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は解析作業を進め、研究成果を論文化し、査読付きの国際雑誌に投稿する予定である。
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