研究課題/領域番号 |
22K07437
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部) |
研究代表者 |
饗場 郁子 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 臨床研究部, 臨床研究部長 (70501005)
|
研究分担者 |
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90236737)
矢部 一郎 北海道大学, 医学研究院, 教授 (60372273)
波田野 琢 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60338390)
下畑 享良 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60361911)
山田 実 筑波大学, 人間系, 教授 (30525572)
高松 泰行 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (40802096)
澤田 誠 令和健康科学大学, リハビリテーション学部, 助教 (40564894)
金子 真理子 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院, 整形外科医長 (40939782)
橋本 里奈 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院, 第二脳神経内科医長 (10915193)
安井 敬三 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(臨床研究推進センター), 脳神経系疾患研究チーム, 診療部長・副部長 (70776583)
會田 隆志 独立行政法人国立病院機構いわき病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構いわき病院, 医師 (10943087)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | パーキンソニズム / サルコペニア / 骨粗鬆症 / パーキンソン病 / 進行性核上性麻痺 / 多系統萎縮症 / 骨格筋量 / 骨量 |
研究開始時の研究の概要 |
パーキンソニズム(動作が遅い,ふるえ,姿勢の異常など)を呈する病気には,パーキンソン病,進行性核上性麻痺,多系統萎縮症などが含まれる.これらの病気では,動作がゆっくりになることにより活動量が低下し,姿勢を保つことが難しくなり転倒や骨折により歩けなくなったり,QOL(生活の質)が悪化する場合がある.これらの病気において,加齢とともに増加するサルコペニア(加齢に伴う骨格筋の機能低下),骨粗鬆症の有病率を調査し,予後や骨折発生率との関連を調査する.サルコペニアや骨粗鬆症では食事・運動療法等の効果が報告されており,早期からの介入により予後が改善することが期待される.
|
研究実績の概要 |
パーキンソン病Parkinson’s disease (PD)を代表とする進行性核上性麻痺Progressive supranuclearpalsy(PSP),多系統萎縮症multiple system atrophy(MSA)などパーキンソニズムを呈する神経変性疾患(以下Pism)の発症には加齢が影響する.Pismは動作緩慢による活動量の低下や姿勢保持障害による転倒や骨折などの外傷の合併が影響し,機能予後, QOLが悪化する.一方,サルコペニアや骨粗鬆症など骨折や死亡リスクを高める疾患もやはり加齢により増加する.健常高齢者においては骨折など重篤な外傷は,機能・生存予後の不良因子とされており,Pismでサルコペニアや骨粗鬆症を合併した場合,機能予後のさらなる悪化が懸念される.にもかかわらずPismにおけるサルコペニアや骨粗鬆症の有病率や機能予後との関連などについては検討がなされていない.本研究では、まず横断研究としてPD, PSP, MSAにおいて、疾患毎にサルコペニア・骨粗しょう症の有病率を明らかにする.さらに縦断研究として, ベースラインでサルコペニア,骨粗鬆症に該当するどうかにより1~3年後のADLの変化(機能予後),生存予後,骨折の発生を比較する.また疾患毎にベースラインからの骨格筋量,骨量の変化程度を検討し, 予後ごと関連しているかどうかを明らかにする.本研究は多施設共同研究で, 2022年8月より登録を開始し2024年3月末日までに6施設から145例が登録された。今後2024年6月までベースラインの登録を進め, 2025年6月までフォローアップを行う予定である.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年8月~2024年6月までの21か月間に200例登録目標であるが、2024年3月末日現在145例登録されている(1か月あたり6.9例)。あと3か月で55例を登録する必要があることを勘案すると登録はやや遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
6施設で2024年6月まで登録を進め、ベースラインの解析を行い、最終的に2025年6月までフォローアップを行い縦断的な解析を実施する予定である。3か月毎にニュースレターを発行し、施設毎・1か月毎の登録数を研究分担者および研究者で共有している。登録がやや遅れていることから登録期間を延長することも考慮する。
|