研究課題/領域番号 |
22K07465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 純人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20323579)
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研究分担者 |
矢可部 満隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10747265)
細井 達矢 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70907831)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 性ホルモン / サルコペニア |
研究開始時の研究の概要 |
本課題では、骨格筋特異的な性ホルモン(アンドロゲン)作用の観点から、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)の病態および筋骨連関の制御機構について、明らかにすることを目的とする。本課題を通じて、性ホルモンの骨格筋特異的な作用が、サルコペニアや骨粗鬆症を引き起こすメカニズムを解明し、ひいてはサルコペニアと骨粗鬆症、筋代謝と骨代謝との双方に対して効果的となるような、新たな予防・治療応用性や創薬基盤の構築を目指す。
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研究実績の概要 |
高齢者のフレイルは、加齢に伴う身体機能や認知機能の低下をはじめ、様々な原因や背景によって引き起こされ、臨床的にも要介護リスクの増加のほかADL・QOLや生命予後にも大きな影響をもたらす可能性が示されている。また、フレイルの中核的な要素にサルコペニア(加齢性筋肉減少症)が挙げられるが、サルコペニアの成因・背景として男性ホルモン(アンドロゲン)等の性ホルモンや、慢性炎症・老化を基盤とした炎症老化(inflammaging)が関与している可能性が示唆されている。その一方で、加齢に伴う骨格筋と骨との相互連関やサルコペニアと骨粗鬆症とうの病態関連性については十分な解明に至っていない状況である。本研究課題では骨格筋におけるアンドロゲンの役割を検討するため、速筋特異的アンドロゲン受容体ノックアウトマウスを作成し、その骨格筋作用や骨代謝作用の解析を行ってきている。これまでの解析等から、速筋におけるアンドロゲン受容体を介した経路は筋組成や筋機能の維持に役割を担っている可能性が示され、筋繊維型の構成や筋骨連関において性特異的な制御因子の一つである可能性もin vivo実験やそれに伴う免疫染色、real-time PCR等の手法を用いて示唆された。引き続き、本アンドロゲン受容体ノックアウトマウスの表現型の解析を通じて、骨格筋や骨に関するアンドロゲンの代謝制御作用やそれらの可能性について更なる解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
サルコペニアの病態や筋骨連関の解明に向けて、速筋特異的アンドロゲン受容体ノックアウトマウスの表現型や機能解析により、サルコペニア制御作用や性特異的な筋骨連関の可能性が示唆されてきており、計画は概ね順調に推移していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
今後も引き続き、サルコペニアの病態や筋骨連関の解明に向けて、速筋特異的アンドロゲン受容体ノックアウトマウスの表現型や機能解析を行い、骨格筋や骨に関するアンドロゲンや同受容体を介した代謝制御作用の解明を目指し、ひいては学会・論文等での発表につなげたい。
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