研究課題/領域番号 |
22K07482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
久武 真二 東邦大学, 医学部, 講師 (50385572)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ACE2 / Ang-(1-7) / DVT / 癌 / ACE2 / 深部静脈血栓症 |
研究開始時の研究の概要 |
昨今、癌患者における難治性深部静脈血栓症(DVT)の要因の解明が求められている。その要因の一つとして、血栓形成抑制作用および癌の増殖・転移抑制作用を持つとの報告があるangiotensin converting enzyme(ACE)2に着目し、ACE2の低下がDVTの発症・増悪に関与するという仮説を立てた。この仮説を検証することを目的として、本研究では、DVTを合併した癌患者において経時的な血中ACE2の測定およびエコーによるDVTの血栓量を独自の方法による定量評価を行い、癌患者におけるDVTの増悪・治療抵抗性の因子としてのACE2の意義を明白にする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、癌患者におけるDVTでのACE2の関与を明らかにすることである。その結果を応用し、難治性のDVTの治療に対してACE2をターゲットとした新規治療方針を臨床展開することが期待される。 従来の抗凝固療法では癌患者のDVT治療としては不十分であるので、癌患者における難治性DVTの治療に際して、ACE2をターゲットとした新規治療方針を臨床展開するための基盤を培うことを意図し、DVTにおけるACE2の関与を本研究で明らかにする予定である。 症例集積ならびに研究実施計画は下記のとおりである 登録目標症例数は、脱落症例も考慮し、癌に合併したDVT症例120例以上が必要であると考えている。対象は抗凝固療法の施行の有無にかかわらず癌患者のDVTとする。癌患者は次のものとする。①上皮由来の癌種だけでなく肉腫や白血病などの血液悪性腫瘍を含めた全ての悪性腫瘍を含む患者 ②過去6ヶ月以内に診断された癌患者 ③再発性・局所進行性あるいは転移性の癌患者、癌の治療中あるいは研究参加6ヶ月以内に癌に対する何らかの治療を受けた患者 ④完全寛解にいたっていない血液悪性腫瘍患者。癌患者のDVTに対して、その診断から1週間後と4週間後に下肢静脈エコー検査を施行して初回診断時のエコー所見と比較し、血栓の進展を定量的に評価する。さらに、DVTの初回診断時ならびに1週間後と4週間後に、患者の血中ACE2ならびにAng-(1-7)濃度を計3回にわたりELISA法を用いて測定する。 現在の研究の進捗状況は、患者のリクルートを目下実施中であるが、COVID-19 の流行にともない、予定より研究の施行が遅れているために、結果解析には至っていない。今後、患者のリクルートにより注力していく方針である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID‐19の流行により患者のリクルートが思うように進行せず、研究実施の遅滞を余儀なくされた。
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今後の研究の推進方策 |
遅延した患者のリクルートに最大限の努力をおこない、予定通りの研究実施が行えるようにする。
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