| 研究課題/領域番号 |
22K07550
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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| 研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
齊藤 祐子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (60344066)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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| キーワード | レビー小体 / 起立性低血圧 / 認知症 / 黒質 / 青斑核 / Lewy body / alpha- synuclein / pure autonomic failure / Parkinson disease / dementia with Lewy body |
| 研究開始時の研究の概要 |
研究リソースの欠如で研究がほとんど行われて来なかった、末梢型Lewy小体を、形態学的研究に加え、蛋白化学、マウスへの伝播実験を含む分子病理学的検討を加えることで、中枢型・脳幹型レビー小体を含めた、Lewy小体病全体における生物学的意義を追求する。対象は、高齢者ブレインバンク登録例で、中枢・末梢の網羅的スクリーニングにより、Lewy小体病理の出現と伝播形式を、中枢、脳幹に末梢を加え検討する。さらに末梢型レビー小体について、免疫組織科学的、超微形態的検討を加える。さらに高度蓄積例に、Western blot、マウスへの伝播実験における、比較検討を加える。
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| 研究成果の概要 |
純粋自律神経不全症はレビー小体病の1型で、末梢自律神経系を病変の首座とする。診断には、多系統萎縮症、アミロイドーシスを中心とする末梢神経障害の除外が必要である。前者にはMRI、後者には神経伝道速度検査、腓腹神経生検が有用である。MIBG心筋シンチグラフィ陽性、発汗障害をもとに行った皮膚生検でレビー小体病理を高率に認めた。長期経過例においては運動障害が認めらられずに認知症状が加わることが多く、小阪氏の提唱したびまん性レビー小体病の病理像に合致する。末梢性の要素に加え、中枢性要素との複合が特徴的であり、進行が緩徐であるため、両者への配慮が必要であり、脳神経内科の関与が重要な疾患領域である。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
純粋自律神経不全症は,剖検例の報告は非常に少ないが,当施設で長期経過を観察し剖検をえられた3例の神経病理学的特徴を検討した.3例とも末梢自律神経系に強調されるLewy関連病理を認め,脊髄,脳幹,大脳までひろがりを認めた.一方,中脳黒質の病理は相対的に軽度にとどまった.これは臨床的に長期間自律神経症状のみを認めていたことと合致した.また,いずれの例も海馬CA2にLewy関連病理を認め,純粋自律神経不全症の晩期には認知機能にも留意が必要であることを支持する所見であった.本検討は全身臓器も含めた検索がLewy小体病の自然経過,進展形式を理解するうえで重要であることを示す.
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