研究課題/領域番号 |
22K07580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
菅原 裕子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (90610692)
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研究分担者 |
田上 真次 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 特任教授 (40362735)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 双極性障害 / DNAメチル化 / バイオマーカー / SLC6A4 / FAM63B |
研究開始時の研究の概要 |
MDEは双極性障害のうつ状態とうつ病で共通した診断基準であり、うつ状態で発症した双極性障害をうつ病と鑑別する方法は確立されていない。DSM-5では、MDEにおける双極性障害予測因子として「混合性の特徴」の診断基準が導入されたが、躁状態を示す幾つかの症状が除外されており、有用性に乏しいのが現状である。臨床的には双極性障害におけるMDEにおいて、自殺のリスクに繋がる不用意な抗うつ薬の使用を回避することが大きな課題である。本研究では、うつ病と双極性障害が混在するMDE患者において、混合性の特徴を補完する臨床的特徴を抽出し、双極性障害エピゲノムマーカーを併用することで、適切な薬剤選択法の確立を試みる。
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研究実績の概要 |
双極性障害の病因は明らかになっていないが、遺伝環境相互作用が発症に関与すると考えられており、脳内のエピジェネティックな変化が双極性障害の病態生理に寄与している可能性がある。神経細胞特異的にミトコンドリアDNA欠失が蓄積するPolg変異マウスでは、活動量の変化や概日リズム障害といった双極性障害に類似した行動変化が認められていることから、今回、Polg変異マウスの前頭皮質を用いて神経細胞/非神経細胞に分画し、プロモーター領域に関して網羅的なDNAメチル化解析を行った。 Polg変異マウス前頭皮質のメチル化プロファイルを双極性障害患者死後脳のメチル化プロファイルと照らし合わせたところ、神経細胞優位な低メチル化状態や非神経細胞のメチル化変化領域の関連遺伝子にシナプスおよび神経伝達物質関連遺伝子が豊富な点などが共通していた。 これまでに統合失調症と双極性障害で共通したメチル化変化が報告されており、当該研究で着目しているSLC6A4やFAM63Bに関しては、Polg変異マウスの神経細胞/非神経細胞いずれのメチル化変化領域の関連遺伝子には含まれていなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の所属変更に伴い、研究環境体制の整備・再構築を要するため。
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今後の研究の推進方策 |
うつ病と双極性障害が混在する抑うつエピソード患者において、混合性の特徴を補完する臨床的特徴を抽出し、双極性障害エピゲノムマーカーを併用することで、適切な薬剤選択法の確立を試みる。
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