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不安を伴ううつ病の病態解明:PETによる疾患横断的検討と次世代治療シーズの創出

研究課題

研究課題/領域番号 22K07593
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

亀野 陽亮  浜松医科大学, 医学部, 助教 (40537255)

研究分担者 横倉 正倫  浜松医科大学, 医学部, 助教 (00529399)
尾内 康臣  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
山末 英典  浜松医科大学, 医学部, 教授 (80436493)
和久田 智靖  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80444355)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードうつ病 / 不安障害 / セロトニン / PET / MRS / ミクログリア / セロトニントランスポーター
研究開始時の研究の概要

うつ病と不安障害は互いに併存率が高く、類似性も注目されている。そこで、本研究では両疾患への関与が指摘されているセロトニン神経系と神経炎症そしてグルタミン酸・GABA系に着目し、セロトニントランスポーターと活性化ミクログリアのダブルトレーサーPET、MEGA-PRESSによる1H MRS、トリプトファン代謝物と炎症性サイトカインのメタボロームによるマルチモダル解析を統合的に行い、両疾患における抑うつ/不安症状の脳分子病態と両者の相関性を疾患横断的に検討する。そして、脳病態に基づく新たな疾患分類の提案や、治療抵抗性うつ病の治療薬や疾患横断的治療薬となる新たなシーズの創出を目指す。

研究実績の概要

本研究ではうつ病と不安障害への関与が指摘されているセロトニン神経系と神経炎症そしてグルタミン酸・GABA系に着目し、セロトニントランスポーターと活性化ミクログリアのダブルトレーサーPET、MEGA-PRESSによる1H MRS、トリプトファン代謝物と炎症性サイトカインのメタボロームによるマルチモダル解析を統合的に行い、両疾患における抑うつ/不安症状の脳分子病態と両者の相関性を疾患横断的に検討することを目的としている。2023年度は主に研究参加者のリクルートとデータの取得を行う計画であった。具体的には20~49歳の未治療のうつ病患者群・パニック障害患者群、健常対照者群を各14名/年募集する。診断はDSM-5による。各群とも性別、年齢がマッチし、他に精神障害のない者を対象とした。抑うつ症状・不安症状の評価はベックうつ病評価尺度、ハミルトンうつ病評価尺度、パニック広場恐怖尺度、不安感受性尺度を用いた。さらに、血液学的検査、生化学的検査を行う。得られた血漿を用い、炎症性サイトカインをサスペンションアレイ解析で、トリプトファン代謝物を超高速液体クロマトグラフによりメタボローム解析で行う。PET検査は、浜松PET診断センター内のPETスキャナSHR12000 を用いる。 [11C]DPA713と[11C]DASBをそれぞれ活性化ミクログリア、セロトニントランスポーターのトレーサーとして投与する。また画像解析用に頭部MRIを施行し、同時に1H-MRS、MEGA-PRESS法を行う。さらに、[11C]DASBの結合能に相関関係が指摘されている5-HTTの遺伝子多型解析を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在までにうつ病患者19名、健常者20名をリクルートできており、やや遅れている。引き続き被験者をリクルートしていく。

今後の研究の推進方策

2023年度は引き続きリクルートを進めるとともにトリプトファン代謝物のメタボローム解析、炎症性サイトカインのサスペンションアレイ解析、5-HTTの遺伝子多型解析などを進めていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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