研究課題/領域番号 |
22K07598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村山 桂太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (20645981)
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研究分担者 |
中尾 智博 九州大学, 医学研究院, 教授 (50423554)
豊見山 泰史 九州大学, 医学研究院, 助教 (80893817)
栂尾 理 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10452749)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | チック関連強迫性障害 / 強迫性障害 / エンドフェノタイプ / チック / チック症 / endophenotype / 脳画像 / 新家心理機能 |
研究開始時の研究の概要 |
強迫性障害(obsessive-compulsive disorder: OCD)の約30%はチック症を併存し、チック症関連のOCDはより遺伝的な要因の影響が強いことが知られている。 本研究では、遺伝的な要因の関与がより大きいチック関連のOCD患者とその第一度近親者を対象とし、脳画像解析と神経心理機能検査を用いて、endophenotype(中間表現型)の調査を行い、OCDの臨床的異種性および脳画像と神経心理検査を用いた生物学的異種性を明らかにすることが目的である。
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研究実績の概要 |
強迫症(OCD)患者とその近親者において特定の前頭ー線条体回路が運度抑制障害に関連していることがこれまでの研究において示唆されている。しかし、OCDの近親者において運動反応抑制に関連する脳の安静時ネットワークを調査した研究は無い。今回、我々は、OCDの第一度近親者23名と健常対象者52名を対象にストップシグナルタスク(SST)を用いて運動反応抑制を測定し、安静時ファンクションMRIによる機能的ネットワークの群間差を調査した。 親族群では前補足運動野と下頭頂小葉間の機能的結合が有意に低下しており、停止信号の反応時間の長さと関連していた。この結果は罹患していない第一度近親者の運動反応抑制障害に前補足運動野の安静時神経活動に関する新たな知見であり、海外誌に論文として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
チックの既往を同定することが困難な事例が多く、「チック関連」と正確に診断することが困難な事例が多い。また、向精神薬の内服をしていない患者の受診が少なくリクルートが進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
チックの既往の同定が難しいため、チックと強迫性障害の病態に関連している「感覚現象(sensory phenomena)」を指標とし、強迫性障害の「感覚現象」の有無で対象者を分けて比較検討を行うことを計画している。
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