研究課題/領域番号 |
22K07604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
咲間 妙子 (笹井妙子) 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (70419026)
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研究分担者 |
宮本 雅之 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (00265331)
本間 芳野 帝京大学, 医療技術学部, 研究員 (10918593)
宮本 智之 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40296174)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | REM sleep without atonia / prodromal RBD / レム睡眠行動障害 / RBD / 嗅覚機能検査 / 認知機能障害 / αシヌクレイノパチー / 認知機能 / 嗅覚機能 / パーキンソン病 / レビー小体型認知症 |
研究開始時の研究の概要 |
provisionally diagnosed RBDやsubclinical RBDが、将来的なα-シヌクレイノパチーへの発展リスクを有する”prodromal RBD”となる可能性がある。本研究では、両者の実態を患者背景・臨床症状・バイオマーカーの多観点から明らかにし、追跡調査を実施することにより、RBDからαシヌクレイノパチーへの病態進行過程におけるprovisionally diagnosed RBDとsubclinical RBDの位置付けと診断基準の設定、将来的なRBD/αシヌクレイノパチー発展リスクの有無ならびにその関連因子を明らかにする。
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研究実績の概要 |
レム睡眠行動障害(RBD)において、臨床症状から確実にRBDの診断がつく(provisionally diagnosed RBD)にもかかわらず、レム睡眠中の異常な筋活動(RWA)の出現量が診断カットオフである27%に満たない者が睡眠外来で2割強存在していた。欧州から発表された診断カットオフと、アジア人におけるそれは異なることが予想され、人種差の影響のみならず二次性RBDの混在などの影響が大きいと考えられた。そのため、新たに本邦のRBDにおける診断カットオフを設定し、既報の診断カットオフこの集団のαシヌクレイノパチー関連マーカーの水準を調べたところ、診断カットオフは大きく下がり、かつ両カットオフ値で比較した関連マーカーに差はなく等質であることが明らかになった。また、パレイドリア反応の有無による転帰の差を明らかにするためフォローアップ調査を実施したところ、ベースラインでパレイドリア反応のある者は視空間認知機能の有意な低下を認めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、prodromal RBDの追跡調査ならびにRBD診断カットオフの設定は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
健常者のデータ取得、臨床RBD例、prodromal RBD例の追加を行い、より確度の高い診断カットオフを決定する。
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