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統合失調症の概念形成および記憶統合障害に関与する神経基盤の計算論的検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K07612
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関日本医科大学 (2023)
東京医科歯科大学 (2022)

研究代表者

松本 有紀子  日本医科大学, 医学部, 講師 (80647131)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード統合失調症 / 認知神経科学
研究開始時の研究の概要

統合失調症患者の解体した発話に見られる連合弛緩は概念の意味的関係の異常により生じることが心理学的実験により示唆されてきたが、その神経学的機序は未だ不明である。本研究ではfMRIとネットワーク解析を用いて脳内の意味ネットワークを構築し、統合失調症の脳における意味分化異常の発現機序を解明する。さらに海馬のパターン分離・パターン補完能と脳構造、精神病症状との関連性を評価し、統合失調症における概念形成異常の神経病理を明らかにする。

研究実績の概要

統合失調症患者と健常者の自然動画提示下fMRIデータを用いてエンコーディング・モデリングを行い、得られた脳内意味表象から各単語を頂点とする脳内意味ネットワークを構築した。統合失調症の意味分化異常の発現メカニズムを明らかにするため、この意味ネットワークにおいてスケールフリー性の解析を行った。次数分布がべき則に従う場合、少数の頂点が非常に多くの接続を持ち、多くの頂点が少数の接続しか持たないというスケールフリー特性を持つことになる。この次数分布の検証に加えて、類似した属性を持つ頂点同士が接続する傾向を表すassortativityの解析を行い、ネットワーク構造の組織化と頑健性を評価した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

MRIデータに基づく脳内意味ネットワーク解析は、更なる解析手法の検討を要するが概ね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

次年度以降も引き続きデータ解析を行い、論文化、学会発表を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 第1土曜特集 統合失調症の未来--研究と治療 脳ネットワーク 統合失調症における脳内意味ネットワーク異常と連合弛緩2023

    • 著者名/発表者名
      松本 有紀子, 高橋 英彦
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 286 号: 6 ページ: 583-587

    • DOI

      10.32118/ayu28606583

    • ISSN
      0039-2359
    • 年月日
      2023-08-05
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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