| 研究課題/領域番号 |
22K07659
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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| 研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
尾池 貴洋 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (10643471)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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| キーワード | 放射線感受性 / メタボロミクス |
| 研究開始時の研究の概要 |
前向きに集積済の子宮頸癌・根治的放射線治療症例80例の治療前腫瘍検体をLC-MS/MSで解析しメタボロームを同定する。機械学習を用いて同コホートの治療成績を予期するメタボロームを抽出する。独自に開発したCCLE収載がん細胞株の放射線感受性データベースとCCLEが公開する メタボロームデータを関連解析し上記実験で抽出したメタボロームの科学的蓋然性を検証する。培養細胞実験をおこない②で抽出したメタボロームの科学的蓋然性を最終確認する。
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| 研究実績の概要 |
がん放射線治療をさらに個別最適化するためには普及型光子線治療に抵抗性を示す症例を診断時に同定し、粒子線治療など強度の高い治療モダリティへ層別化する必要がある。近年、プレシジョンメディシンが薬物療法領域で急速に普及しつつあるが、遺伝子パネル検査はいまだに高価かつ用途が限定的なことから放射線治療臨床への速やかな導入は現実的でない。 一方、近年の技術革新によりがん細胞中の微小代謝産物プロファイル(メタボローム)の高精度かつ安価な解析が可能となった。以上から、本研究は、臨床の根治的放射線治療コホートの解析と独自に開発したがん細胞放射線感受性データベースを活用した解析を組み合わせたリバース・トランスレーショナルリサーチにより放射線治療抵抗性を予期するメタボロームを同定することを目的とする。具体的には、前向きに集積済の子宮頸癌・根治的放射線治療症例の治療前腫瘍検体をLC-MS/MSで解析しメタボロームを同定する。機械学習を用いて同コホートの治療成績を予期するメタボロームを抽出する。独自に開発したCCLE収載がん細胞株の放射線感受性データベースとCCLEが公開するメタボロームデータを関連解析し抽出した候補メタボロームの科学的蓋然性を検証する。培養細胞実験をおこない抽出した候補メタボロームの科学的蓋然性を最終確認する。研究第三年度のR6年度の成果は以下である。第一に、285細胞株におけるSF2中央値とCCLEのtranscriptomeデータの関連解析の結果、SF2高値すなわち放射線抵抗性と、抗酸化応答に関与するNFE2L2およびSQSTM1の発現レベルに有意な相関を発見した。これを英文査読有り学術誌へ発表した。第二に、子宮頸癌コホートの多層オミクス解析をおこない、代謝のマスターレギュレータと考えられているMYCの亢進が無増悪生存の独立した予後不良因子であることを発見した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り進んでいる。
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| 今後の研究の推進方策 |
最終年度であるR7年度は子宮頸癌コホートの多層オミクス解析により見出されたMYC亢進の無増悪生存不良への寄与という知見を国際学会ならびに英文査読有り学術誌へ発表する。
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