研究課題/領域番号 |
22K07678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
田中 修 朝日大学, 歯学部, 准教授 (60402202)
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研究分担者 |
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
石橋 浩晃 朝日大学, 歯学部, 准教授 (90254630)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 放射線治療 / 胃癌 / MRI / 遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
胃癌は日本人において非常に罹患率の高い疾患です。手術がメインの治療方法になりますが、発見時に手術不適合の患者がいます。その場合、化学療法が選択されます。 しかしながら化学療法ができない症例、出血や通過障害のため生活の質が下がっている状態、このような場合に局所治療として放射線治療が奏効する場合があります。今後、高齢化にしたがいこのような症例は増加してくると考えられます。 これまでに止血照射野有効性は認められましたが、予後の予測およびその予測因子まで解析した研究は無いです。この研究はそれを突き止めるための研究になります。
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研究実績の概要 |
出血を伴う胃がんに対して、2022年度は査読付き英語論文を2つ報告した。今回の研究において、まずは手探り状態ではあるが1例1例を吟味し、胃がんの止血メカニズムをMRIと対比させることをした。その結果、MRIと腫瘍マーカーの変動に関連性がありそうという仮説に症例報告であるが発信することができた。また膵臓への体幹部定位放射線治療を用いた場合の、胃への影響についても報告した。胃は蠕動する臓器であり、また放射線治療に抵抗性があることが一般の認識である。しかしながら放射線治療を行えば止血をすることが可能であり、今後、症例数を増やして、まとまったデータとして報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
目標患者数には達していないものの、研究を遂行していくうえで、徐々に他の知見が得られることが多く、副次的産物としての報告ができている。今後は患者のリクルート活動を行い、症例を増やすことを目的とする。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、MRI画像と腫瘍マーカーに加えて、リキッドバイオプシーを考えている。内視鏡をする際に適切な検体を採取し、免疫染色等で放射線の感受性などを調査していく予定である。 前向き試験であるが、2相試験であり、症例数をできるだけ増加させることを第一と考えて遂行する。
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