研究課題/領域番号 |
22K07685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
水本 斉志 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (20512388)
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研究分担者 |
水本 佳子 (大城佳子) 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (50550159)
松本 孔貴 筑波大学, 医学医療系, 助教 (70510395)
中村 麻子 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (70609601)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 放射線治療 / 陽子線治療 / DNA損傷 / バイオマーカー / γH2AX |
研究開始時の研究の概要 |
DNA損傷マーカー(γH2AX)を利用したがん放射線治療における効果有害事象予測に関す る基盤研究を行い、放射線治療期間中に効果と有害事象の予測を行うためのプログラムを作成する。放射線治療もしくは陽子線治療期間中に定期的に血液サンプルを取得して、治療効果とγH2AXの関連性を算出し、有害事象は放射線治療中の急性期有害事象と胸部悪性腫瘍に対する放射線治療後の肺臓炎と小児がんに対する放射線治療後の2次がんを対象とする。放射線治療の照射方法は疾患ごとに規定されている一般的な照射方法で行い、本研究は治療方針の決定には関与しない。
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研究実績の概要 |
胸部放射線治療施行症例および小児放射線治療施行症例の合わせて約60例の採血サンプルを取得してγH2AXの測定を完了した。γH2AX値と照射条件の関連性に関する分析を行い放射線治療が施行されたタイミングでγH2AX値が上昇している可能性が示された。γH2AX値と治療効果や有害事象との関連性を評価する解析も行ったが、治療効果や有害事象の評価を実施するには経過観察期間が短いと判断し、経過観察を追加後に再度の解析を行う方針とした。初期解析の結果、サンプル採取のタイミングは放射線治療もしくは陽子線治療照射翌日の朝が望ましく、少なくとも同一放射線治療期間中に3回以上の採血サンプルを取得すると解析精度が向上する事が明らかとなった。 類似研究として、食道がんに対する放射線治療の治療効果とリンパ球数の変化に関する研究や小児腫瘍に対する放射線治療や陽子線治療に生じる様々な事象について検証を行い、結果を複数の英文誌に投稿した(Curr Oncol. 2023 Jan 24;30(2):1560-1570. Front Oncol. 2022 Aug 1;12:863260.J Radiat Res. 2021 Oct 11:rrab094).
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に血液サンプルの採取が進んでいる。初期解析の結果、治療期間中に3回以上のサンプル最終が可能な症例が望ましいとの結論が得られた。これまでに採取したサンプルの解析を継続すると同時に、新規採取サンプルは放射線治療期間中に3回以上のサンプル接種が可能な症例に絞って継続している。
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今後の研究の推進方策 |
順調に血液サンプルの採取が進んでいる。今後はγH2AX値と晩期有害事象や治療効果との関連性の解析を行う予定である。 また、マウスに対して同様の実験を行う体制が整ったため、次年度から動物実験も開始する予定である。
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