研究課題/領域番号 |
22K07775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
加藤 真吾 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (90812511)
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研究分担者 |
日比 潔 横浜市立大学, 医学部, 教授 (20347339)
宇都宮 大輔 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30571046)
小西 正紹 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (60530152)
福井 和樹 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立循環器呼吸器病センター(臨床研究所), 臨床研究室, 室長 (80812510)
松澤 泰志 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (90600635)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 冠動脈疾患 / 負荷perfusion MRI / 冠血流予備能 / MRI / 予後 |
研究開始時の研究の概要 |
近年行われたISCHEMIA試験の結果より心筋虚血の評価のみでは冠動脈疾患患者のリスク評価は不十分である事が示唆された。我々は以前、心臓MRIの冠血流予備能が重要な予後規定因子であることの報告を行った。本研究では前向き多施設共同研究において、MRIのCFRの冠血流予備能が心筋虚血を超える新たなリスク因子であるか否かを評価する。
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研究実績の概要 |
今年度は実施研究機関での薬剤負荷心筋perfusion MRIの検査体制の構築を行った。 具体的には主要研究施設である横浜市立大学附属病院、横浜市立大学市民総合医療センターでの負荷心臓MRIが検査実施可能となった。心臓MRIの負荷薬剤であるアデノシン三リン酸(ATP)の使用許可を得るための手続きに時間を要した。ATPは現時点ではMRIの負荷薬剤としての適応がないため、院内の医療の質・安全管理部(未承認新規医薬品等評価部事務局)での審議が行われた。ATPは海外での多くのエビデンスで負荷心筋血流MRIの負荷薬剤として有用性があり、副作用出現時でもすぐに対応できる体制を構築することなどを条件に横浜市立大学附属病院、横浜市立大学市民総合医療センターの両施設での使用が認められた。 もう一つの施設である神奈川県立循環器呼吸器病センターでは、10年程前から負荷心筋血流MRIの撮影を行っているため、上記手続きは不要であった。 また、撮影のシークエンスについても放射線技師と確認を行った。具体的には負荷心筋血流MRIの撮影方法、もうひとつの研究の柱である冠血流予備能(coronary flow reserve: CFR)やT1マッピングなどについての撮影方法および解析方法に関する知識の共有を行った。このように主要な3施設でATP負荷心筋血流MRIの撮影体制が整ったため、今後は症例の集積を積極的に行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前述の通り、心臓MRIの負荷薬剤であるアデノシン三リン酸(ATP)の使用許可を得るための手続きに時間を要するなど研究体制の構築にやや想定以上の時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
主要3施設での検査体制が整備されたので今年度は積極的に症例の集積を行う予定である。
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