研究課題/領域番号 |
22K07872
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
久米 庸平 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20835988)
|
研究分担者 |
郷 勇人 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30443857)
前田 亮 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (60792025)
陶山 和秀 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90423798)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 溶血性尿毒症症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
典型的溶血性尿毒症症候群(HUS)は、腸管出血性大腸菌から生産されるShiga toxin 2(Stx2)に起因し、主に小児に急性腎障害を来たす。急性期に重度腎障害となると回復後も慢性腎不全を来たす可能性が高く、急性期の治療法確立が望まれる。我々は、HUSモデルマウス腎の網羅的遺伝子発現解析を行い、酸化ストレスに関わるパスウェイや酸化ストレス遺伝子であるheme-oxygenase-1 (HO-1)の発現増加を確認した。本研究の目的は、HUS における酸化ストレスによる腎障害メカニズムの解明であり、本研究によりHUS の新たな病態解明、臨床応用への展開が期待される。
|
研究実績の概要 |
LPS/Stx2をマウスに投与し、6時間後、72時間後の腎臓を採取し、mRNAを抽出した。そのmRNAを用いてmircoarrayを行い、コントロールマウスと比較し、酸化ストレスに関連する遺伝子に変化があるかどうかを確認した。主にLPSの影響が強い6時間後にはHmox1 (Fold change 29.06), Maff (Fold change 3.98), Nfkb1 (Fold change 3.09)、主にStxの影響の強い72時間後にはMaff (Fold change 22.99), Cyp4a14 (Fold change 10.95), Junb (Fold change 6.08)の変化を認めた。これら変化のあった遺伝子についてPCRにてvalidationで確認をしている。また抗酸化作用を持つスルフォラファンを用いて生存曲線やマウスの生理学的所見が変化するかどうか確認するため、スルフォラファンの至適濃度について検討を行なっている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ診療による影響
|
今後の研究の推進方策 |
抗酸化作用を持つ薬剤を使用し、生理学的所見の変化や腎組織所見の改善ががあるかどうか確認を行う予定。
|