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CD4+CD28-T細胞を標的としたステロイド抵抗性慢性GVHDの治療開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K07937
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

浜田 聡  琉球大学, 病院, 講師 (00510083)

研究分担者 中西 浩一  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50336880)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードステロイド抵抗性慢性移植片対宿主病 / CD4+CD28null T細胞 / CD4+CD28null / 慢性GVHD / ステロイド抵抗性
研究開始時の研究の概要

同種造血細胞移植後生存者の約30-70%は慢性移植片対宿主病 (graft versus-host disease: GVHD)を合併し、その約半数はステロイド抵抗性である。その標準的治療は確率されていない。CD4+CD28null細胞は慢性炎症および自己免疫疾患病態に関与し、ステロイドや免疫抑制剤であるカルシニューリン阻害剤に抵抗性を示す自己応答性エフェクター細胞である。本研究において、ステロイド抵抗性慢性GVHDにおける同細胞関与を明らかにする。

研究実績の概要

悪性血液疾患患者に対する同種造血細胞移植後の生存者の約30-70%は、慢性移植片対宿主(graft versus-host disease: GVHD)を合併し、その約半数はステロイド抵抗性である。その標準的治療は確立されておらず長期の免疫抑制剤強化に伴う感染症合併による非再発死亡率は約20%におよぶ重要な移植後合併症である。慢性GVHDは多臓器におよぶ自己免疫様症候群であり、病態の詳細は不明である。CD4+CD28nullT細胞は、慢性炎症および自己免疫疾患の病態に関与し、ステロイドや免疫抑制剤であるカルシニューリン阻害剤に抵抗性を示す自己応答性エフェクターT細胞である。同細胞は持続的な抗原刺激によりCD28分子を消失し, OX40分子を発現することで抗アポトーシス蛋白(Bcl-2, Bcl-xL)を誘導することで、ステロイド抵抗性の免疫学的フェノタイプを獲得し、さらにBKG2D分子を発現することで強力な炎症性エフェクターT細胞となることが知られている。そこで慢性GVHD患者の検体を用いてCD4+CD28null T細胞のフェノタイプ解析を行った。慢性GVHD発症患者は未発症に比較して、同細胞の増加をみとめた。また増加した同細胞の機能性解析を行ったところIFNg/TNFa産生の増加を認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

同一患者における検体を用いて同細胞の動態推移を臨床症状との比較検討を行っている。

今後の研究の推進方策

同細胞における抗アポトーシス蛋白であるBcl-1分子の発現をフローサイトメトリーにより解析する。さらにMACS細胞分離システムを用いてCD4陽性細胞を分離する。ステロイド添加による培養を行い、多剤耐性遺伝子であるMDR1の発現産物であるP-グリコプロテイン発現をフローサイトメトリーにて検出し、ステロイド抵抗性慢性GVHDとの関連を検討する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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