研究課題/領域番号 |
22K07950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
内木 康博 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 小児内科系専門診療部, 医師 (20470007)
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研究分担者 |
小野寺 雅史 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 遺伝子細胞治療推進センター, センター長 (10334062)
深見 真紀 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 分子内分泌研究部, 部長 (40265872)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 先天性副腎皮質過形成症 / 遺伝子治療 / アデノウィルス随伴ウィルスベクター / 21水酸化酵素欠損症 / 11β水酸化酵素欠損症 / P450チトクロームオキシダーゼ / 先天性副腎皮質過形成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では組織特異的プロモーターを用いて補酵素と共発現するAAV9ベクターを筋肉内投与や経静脈的に副腎皮質へ投与することで侵襲が少なくより高い治療効果が期待できる遺伝子治療の開発を目的として、組織特異的プロモーターとCyp21a1+Por、Cyp11b1+Adx+Adxrを含むAAV9ベクターを作成し、この投与による治療効果をそれぞれCyp21a1、Cyp11b1遺伝子単独ベクター投与と比較検討する。さらにベクターのプロモーターを筋肉あるいは副腎など標的組織特異的プロモーターに置換して治療効果が上がるか否かを検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、先天性副腎皮質過形成(CAH)に対するin vivo遺伝子治療のための治療効果の高いアデノ随伴ウィルス(AAV)ベクターを開発することである。 23年度は21水酸化酵素欠損症に次いで頻度の高い11β水酸化酵素欠損症の原因遺伝子Cyp11b1に補酵素のFdxとFdxrを結合させたcDNAにプロモーターに副腎特異的なSf1結合モチーフを有する血清型9型AAV(AAV9-Sf1-Cyp1b1-Fdx-Fdxr)ベクターを作成した。 これを11β水酸化酵素欠損症モデルマウスに経静脈投与を行い、投与前と4週後にマウス血清中のデオキシコルチコステロン(DOC)とコルチコステロン濃度をLC-MS/MSで測定した。 AAV9-Sf1-Cyp11b1-Fdx-Fdx導入したマウス血清中のDOC/Bの低下を認めた。これはAAV9-Cyp11b1を副腎直接投与後と同程度であった。投与後のマウスから副腎を摘出しRT-PCRを行ったところ副腎特異的にCyp11b1-Fdx-Fdxの発現を確認した。よってより侵襲が少ない投与方法で同等の治療効果が得られたと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
予定通りAAV9-Sf1-Cyp11b1-Fdx-Fdxrの作成及びマウスへの投与に加え、筋肉特異的プロモーターを有するAAV9-Cyp21a1-Porも作成しえたのが計画以上であった。
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今後の研究の推進方策 |
今研究期間の最終年度である本年度にはAAV9-Sf1-Cyp11b1-Fdx-Fdxr投与の長期効果と安全性の確認と、さらにCyp21a1に補酵素のとPorを結合させたcDNAにプロモーターに副腎特異的なSf1結合モチーフを有する血清型9型AAV(AAV9-Sf1-Cyp21a1-Por)を作成し、経静脈投与における治療効果を検討する予定である。さらにCyp21a1-Porに関しては筋肉特異的プロモーターに変更したAAVベクターの効果も検討する予定である。
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