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環状ジヌクレオチドの免疫賦活作用による新規腸管炎症治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 22K07990
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

尾松 達司  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50367562)

研究分担者 内藤 裕二  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00305575)
高木 智久  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70405257)
内山 和彦  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50298428)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードSTING / c-di-GMP / 腸炎 / Th17 / 腸管免疫 / 環状ジヌクレオチド
研究開始時の研究の概要

本邦において急増している炎症性腸疾患(IBD)の病態は、腸内細菌叢の攪乱に伴うTh17細胞をはじめとした腸管粘膜内の免疫担当細胞の過剰応答が複雑に絡む原因不明の疾患である。
樹状細胞など免疫担当細胞の細胞質には、細菌やウイルス由来の核酸を感知する蛋白質STING (Stimulator of interferon genes)があり、c-di-GMPなどの環状ジヌクレオチドによって刺激されることで、Th17細胞への分化誘導が起こることを先行研究で見出している。本研究では、腸管炎症における環状ジヌクレオチドとSTING経路活性化による免疫賦活作用や酸化ストレス制御機構を明らかにする計画である。

研究実績の概要

炎症性腸疾患の病態では、腸内細菌叢の攪乱に伴うTh17細胞をはじめとした腸管粘膜内免疫担当細胞の過剰応答が複雑に絡む原因不明の疾患であり、その機序を解明し新規治療法を確立することは医学的・社会的に喫緊の課題である。本研究は、腸管炎症病態に対してSTINGのリガンドである環状ジヌクレオチドの免疫賦活作用の検討や、酸化ストレスによるSTING経路の制御について検討し、STINGシグナル経路を対象としたTh17細胞などエフェクターT細胞の制御方法を見出すことを目的としている。
本研究において必須であるSTING欠損マウスの繁殖不良が続き、昨年度末に体外受精を行っているが、今年度はこれを繁殖させつつ、preliminaryにSTINGのリガンドであるc-di-GMPをマウスに投与し、100-200μgにてmacroscopic colitisのないことを確認している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

実績の概要で記載したとおり、初年度より実験において必須であるSTING欠損マウスの繁殖不良が続いた。体外受精を行うことによって辛うじて系統断絶を免れており、繁殖をさせている。

今後の研究の推進方策

STING欠損マウスの増産中である。c-di-GMP投与の後にDSS腸炎を惹起させることでc-di-GMP投与による腸炎における免疫賦活作用の検討を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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