研究課題/領域番号 |
22K08014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 (2023) 名古屋市立大学 (2022) |
研究代表者 |
澤田 武 金沢大学, がん進展制御研究所, 研究協力員 (60345626)
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研究分担者 |
笠島 里美 金沢大学, 保健学系, 教授 (20444200)
久保田 英嗣 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30405188)
中村 慶史 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (30608691)
佐々木 泰史 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70322328)
八尾 隆史 順天堂大学, 医学部, 教授 (20243933)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 十二指腸腫瘍 / 十二指腸腺腫 / 十二指腸癌 / 小腸癌 / 遺伝子変異 / 十二指腸腺癌 / DNAミスマッチ修復遺伝子 / 非乳頭部十二指腸腺癌 / 小腸腺癌 |
研究開始時の研究の概要 |
十二指腸癌は希少癌であり、発癌の分子機構も未解明である。前癌病変を形質発現によって胃型腫瘍と小腸型腫瘍に分類すると、両者は臨床病理学的、分子学的に異なっており、独立した2つの発癌経路の存在が示唆されている。しかし、進行癌も含めた経路別の解析は行われていない。本研究の目的は、非乳頭部十二指腸腺腫・粘膜内癌・進行癌における分子病理学的異常を同定し、形質発現による分類と比較することにより、2つの発癌経路を検証することである。胃型・小腸型のそれぞれの腫瘍において遺伝子変異の有無やその頻度を比較することにより、2つの経路における発癌の詳細な分子機構を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、非乳頭部十二指腸腺腫・粘膜内癌・進行癌における分子病理学的異常を同定し、形質発現による分類と比較することにより、2つの発癌経路を検証することである。胃型・小腸型のそれぞれの腫瘍において遺伝子異常の有無やその頻度を比較することにより、2つの経路における発癌の詳細な分子機構を明らかにする。 具体的には、非乳頭部十二指腸腫瘍 53病変を対象とし、病理診断と粘液形質の免疫組織化学(MUC5AC, MUC6, CD10, MUC2, PG-I)による胃型と小腸型への分類を行う。各病変からDNA抽出を行い、75の癌関連遺伝子を探索するカスタムパネルを用いて、次世代シーケンスで変異・コピー数異常の解析を行う。胃型・小腸型のそれぞれの病変について遺伝子異常を確認し、その異同により2つの分子病理学的発癌経路の存在を確認する。また、胃型・小腸型それぞれの腺腫・粘膜内癌における遺伝子異常の頻度を比較することにより、多段階発癌の関与を検証する。合わせて、免疫組織化学でDNAミスマッチ修復蛋白(MLH1, MSH2, MSH6, PMS2)の評価を行う。得られたゲノム情報、病理組織学的所見、内視鏡所見をそれぞれ比較し、胃型・小腸型腫瘍それぞれについて、発癌可能性が高く、優先して治療すべき早期病変を予測する内視鏡診断体系を確立する。 病理診断と粘液形質の免疫組織化学による胃型・小腸型への分類は終了しており、53病変は小腸型腺腫 26病変、胃型腺腫 4病変、鋸歯状腺腫1病変、小腸型粘膜内癌 8病変、胃型粘膜内癌 1 病変、進行癌 13病変に分類された。また、DNAミスマッチ修復蛋白の免疫組織化学も終了した。さらにDNA抽出の後、遺伝子変異・コピー数異常の解析を行った。今後免疫組織化学と遺伝子異常の統合解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該研究について、既に遺伝子変異・コピー数変化の解析と病理診断・免疫組織化学についてのデータ収集は終了している。今後はデータの統合解析を行い、論文の作成と発表を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
統合解析を行い、興味深い分子が同定されれば、追加で免疫組織化学を行う。 解析が終了した後に論文作成を行う。
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