研究課題/領域番号 |
22K08015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
永見 康明 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70464633)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 狭窄 / パクリタキセル |
研究開始時の研究の概要 |
食道表在癌への内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の食道狭窄はQOLを低下させ、新たな予防治療が求められている。私たちはラットモデルで炎症応答、インフラマソームを介したTransforming Growth Factor-β,TGF-βの増殖が食道狭窄に関与している可能性を明らかにした。下肢動脈などで狭窄予防に使われるパクリタキセル薬剤溶出性バルーンに着目し、食道では内視鏡下に確実に局所注射でき、より高い効果が期待できると考えた。パクリタキセル局所注射による新たな食道狭窄予防治療の開発を目的とする。また、イヌ、ヒトでもインフラマソーム,TGF-βが狭窄に関与し、パクリタキセルがこれらを抑制するのか、その機序についても解明する。
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研究実績の概要 |
食道表在癌への内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の食道狭窄はQOLを低下させ、新たな予防治療が求められている。私たちはESDを行えるイヌでの狭窄モデルを作成し、CTを用いた正確な狭窄評価も実現してきた。今回、下肢動脈などで狭窄予防に使われるパクリタキセル薬剤溶出性バルーンに着目し、食道の狭窄に対しても有用ではないかと考えた。食道では内視鏡下に直視下に確実に局所注射をすることができ、より高い狭窄予防効果が期待できると考えた。これらの点を踏まえ、パクリタキセル局所注射による新たな食道狭窄予防治療の開発を目的として研究を開始した。また、イヌ、ヒトでもインフラマソーム,TGF-βが狭窄に関与 し、パクリタキセルがこれらを抑制するのか、その機序についても解明する予定である。 昨年度は、イヌの食道に内視鏡で人工潰瘍を作成し、局注するパクリタキセル至適濃度や至適投与頻度の検討を行い、5mg/kgを術日から術後3日まで連日投与することで、コントロール群にくらべて瘢痕化抑制を確認した。 瘢痕化抑制効果についての至適濃度を決定するために実験を施行していたが、パクリタキセルの購入が難しかったこと、研究者の出向もあり、実験を中断していた。 またパクリタキセル局注によるインフラマソームやTGF-Bへの影響を検討するため、パクリタキセル局注後のイヌ食道組織を内視鏡下生検し検討を行った。パクリタキセル局注によるインフラマソーム関連因子やTGF-B発現への影響をWB、ELISA法や免疫組織学的蛍光染色で検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
パクリタキセルの購入が難しかったこと、研究者の出向もあり、実験を中断していたため、思うように研究が進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
指摘濃度の決定後に内視鏡治療後の狭窄に対するパクリタキセルの抑制効果とその機序について明らかにしていく。
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