研究課題/領域番号 |
22K08095
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
宮崎 晋介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (60787711)
|
研究分担者 |
井原 涼子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (00644527)
西田 陽一郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (40444111)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 認知機能 / 心房細動 / カテーテルアブレーション / 左心耳閉鎖術 |
研究開始時の研究の概要 |
認知機能は加齢と共に低下しますが、最近の研究で心房細動は認知症のリスクのひとつと考えられています。しかしながらその機序についてはよく分かっていません。この研究ではカテーテルアブレーション治療により心房細動を取り除いたり、血栓の原因となる左心耳を閉鎖することで、認知機能の推移にどのような影響があるかを評価します。これにより、心房細動が認知機能に与える機序を調べます。
|
研究実績の概要 |
持続性心房細動に対するカテーテルアブレーション治療前の患者21名、持続性心房細動でレートコントロールを行っている12名の合計33名の患者に、初回の認知機能検査(ベースラインの検査)を施行した。またそのうち28名の患者においては、認知機能に影響を与えうる頭蓋内病変評価のため、頭部MRI検査を施行した。1名の患者はMRI検査で偶発的に脳腫瘍が見つかったため研究から除外した。また1名は経過観察中に脳出血を発症したため除外した。最終年度は、除外患者を除く患者に対して1年後の認知機能の再検査(2回目の検査)を行い、初回検査の結果と比較検討する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本学と、認知機能検査を行う心理士を派遣する会社(EP綜合)との契約に非常に時間がかかったため、患者リクルートの開始が遅れたが、契約後はほぼ予定通り患者登録を進めている。左心耳閉鎖術は当院での施行症例数が少ないこと、高齢者が多く同意取得が困難であるため、本研究からは除外する方針とした。
|
今後の研究の推進方策 |
最終年度になるため、1年後の認知機能検査(2回目の検査)を行い、心房細動に対する治療介入が認知機能に与える影響、認知機能の経年的な変化を評価する予定である。
|