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小児心筋症における遺伝子異常と予後の関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K08114
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

原田 元  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (10623259)

研究分担者 古谷 喜幸  東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10424673)
稲井 慶  東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (80318063)
中西 敏雄  公益財団法人榊原記念財団(臨床研究施設・研究部門), 榊原記念クリニック, その他 (90120013)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード小児心筋症 / 原因遺伝子 / 心筋症 / 遺伝子変異 / 予後
研究開始時の研究の概要

R4年度は、小児心筋症における肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、左室緻密化障害、不整脈源性右室心筋症患者より、対象となる対象患者のサンプルリストを作成する。遺伝子解析に必要なゲノムDNAを得るために、血液サンプルや細胞株からDNAの抽出を行う。また臨床情報の収集の準備を行う。

研究実績の概要

心筋症には、肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、左室緻密化障害、不整脈源性右室心筋症がある。心筋症の原因は完全には明らかではないが、遺伝子異常が大きく寄与すると推測されている。我々は、これまでに我が国で初めて小児心筋症の全国調査を行い、肥大型心筋症の小児の5年生存率は84%、拡張型心筋症の5年生存率は64%、拘束型心筋症の5年生存率は58%であることを明らかにした。これらの生存率は、欧米のデータと差違があった。生存率の違いは、遺伝子異常の人種差に起因する可能性がある。しかし、遺伝子異常と臨床所見との関係は未だ明らかでない。原因遺伝子を調べ、予後との関係を明らかにし、予後不良の患者群に対してより厳重で適切な対処をするなど管理法を改善する必要がある。本研究の目的は、小児心筋症の原因遺伝子を調べ、臨床データ、とくに臨床経過や予後との関係を明らかにすることである。
1) ゲノムDNAを用いたエクソーム解析の準備
小児心筋症における肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、左室緻密化障害、不整脈源性右室心筋症患者などの対象となる対象患者の血液サンプルまたは保存されている細胞株より、遺伝子解析に必要なDNAを抽出し、エクソーム解析の準備を行う。
2)遺伝子情報と臨床データから、小児心筋症の遺伝子異常と予後の関係の検討
得られたデータを基に、心筋症患者の表現型と遺伝子型との関連性を統計解析する。遺伝子型と表現型との検討を行い、予後に関連するファクターを明らかにするための指標を探索する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

12歳以下の心筋症患者138名から抽出したDNAの精度の検討を行った。一部、抽出されたゲノムDNAの内、品質の基準が得られなかった検体については、細胞株より再抽出を行い、エクソーム解析の段階に進んだ。若干の遅れがある。

今後の研究の推進方策

エクソーム解析をすすめ、原因遺伝子を調べ、予後との関係を明らかにし、予後不良の患者群に対して原因遺伝子と心筋症疾患との関係性を検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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