研究課題/領域番号 |
22K08124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
栗田 泰郎 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50730206)
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研究分担者 |
石山 将希 三重大学, 医学部, 助教 (20860828)
土肥 薫 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50422837)
佐藤 圭 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (70758713)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 透析患者 / 抗血小板薬 / 投与方法 / 虚血性心疾患 / 慢性腎不全 |
研究開始時の研究の概要 |
虚血性心疾患に対するステントを用いた冠動脈形成術を行う際には、抗血小板薬の投与が必要ですが、虚血性心疾患を合併した維持透析が必要な腎不全患者においてはその投与期間、投与量に関して十分検討されていません。
今回の検討では虚血性心疾患を合併し、ステントを用いた冠動脈形成術を受けた維持透析患者における至適抗血小板薬の投与期間、投与量と炎症マーカーの関連を調べます。
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研究実績の概要 |
透析患者は、非常に高い心血管死亡リスクやDES留置後のイベント発症リスクを有するにも関わらず、病態の特殊性からDAPT戦略に関する臨床研究からは除外されることが多く、至適DAPT投与期間についての知見が著しく不足している。本研究では、安定型労作性狭心症に罹患し、DESを用いた冠動脈形成術が施行された維持透析患者における至適DAPT期間の探索を多施設共同研究により行う。更に、透析患者をMIA症候群として捉え、高サイトカイン血症に起因した慢性炎症が抗血小板治療戦略の構築に重要であるという独創的観点から血清hs-CRPやIL-6等の炎症マーカーを経時的に測定し、DAPT期間の差異による出血イベント、血栓性イベント、ステント再狭窄にどのような影響を及ぼすか検討することで、透析患者におけるpersonalized medicineに繋がる可能性があると考えている。本研究は多施設共同研究であり、本年は参加予定施設の募集、さらに参加予定施設と会合を行い研究計画の詳細を確認し研究計画書の作成を行った。さらに関連学会に参加し情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定としては2022年末には患者登録の開始を予定していたが、採取する炎症マーカーの選定、さらに抗血小板薬の時期についての選定に時間を要した
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今後の研究の推進方策 |
倫理委員会にて承認され次第、患者登録を開始する予定である。
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