研究課題/領域番号 |
22K08134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
泉家 康宏 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10515414)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心アミロイドーシス / クローン性造血 / 心不全パンデミック |
研究開始時の研究の概要 |
高齢化社会を迎え激増する心不全の基礎疾患として,野生型トランスサイレチンアミロイドーシス(ATTRwt)が予想以上の頻度で潜在していることが明らかとなってきた.ATTRwtは加齢とともに発症が増加するが,その臨床像にはかなりの個人差が存在する.本研究ではクローン性造血とATTRwtとの関連を調査することで, 造血細胞の老化という観点から新たなATTRwt治療介入標的を探索する.
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研究実績の概要 |
令和5年度は大阪公立大学医学部附属病院で外来・入院診療を行っている野生型トランスサイレチン型アミロイドーシス(ATTRwt)患者48名と、年齢・性別をマッチングさせた非疾患群77名の血液検査残余検体から末梢血ゲノムDNAの抽出を行った。ATTRwtの診断は令和4年度と同様に心筋生検組織の免疫染色、およびトランスサイレチン遺伝子検査により確定した。末梢血ゲノムDNAの抽出にはキアゲン社: QIAamp DNA Blood Mini Kitを用いた。クローン性造血及び血液の後天的Y染色体喪失(mLOY)に関するデータと照合し統計学的に検討するため、心電図、心エコー、心臓MRI、血液検査・バイオマーカーなどを含めた対象患者の臨床データベースを構築した。令和5年度はmLOYに関する解析を行い、mLOYの頻度はATTRwt群と非疾患群で異なること、ATTRwt群の中でもmLOYの有無が予後の層別化に有用であることを見出している。現在、本研究成果を論文としてまとめ投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
トランスサイレチン型心アミロイドーシス患者及び非疾患群の検体集積は予定通り進んでいる。令和5年度は心アミロイドーシス患者における血液の後天的Y染色体喪失(mLOY)の頻度に関してデータを収集することができた。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度はクローン性造血に関する解析と臨床データとの照合を行う。ATTRwt群と非疾患群でクローン性造血の頻度に差があるか、クローン性造血の有無により予後に違いがあるのかを統計学的に検討する予定である。またmLOYに関する解析と臨床データとの照合も並行して行う予定としている。
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