研究課題/領域番号 |
22K08146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西宮 健介 東北大学, 大学病院, 助教 (10734238)
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研究分担者 |
大田 英揮 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40586905)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 炎症 / 好中球 / 結晶 / 心筋梗塞 / 狭心症 / NETs / OCT / CT / 尿酸 |
研究開始時の研究の概要 |
冠動脈疾患に対する抗炎症治療を効率的に応用していくために, 結晶性炎症を系統的に評価できる新規画像診断法の確立は急務といえる。本研究では主として非侵襲的なCT画像診断法を用いる。FAIとDECTの2指標は被曝量を増やさずに通常の心臓CTプロトコルで取得可能である。ただし, DECTを用いた尿酸塩結晶の診断法の正確性は十分に検証されておらず, 本研究ではDECTを測定する対象と心筋梗塞患者の回収血栓を用いてhistological validationを行っていく。さらに, 回収血栓と血液サンプルを用いた基礎的検討を行うことで, 結晶性炎症におけるNETsの新たな役割を追及することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は狭心症または急性冠症候群患者各50例を対象とし、コレステロール結晶、リン酸カルシウム結晶、尿酸塩結晶、血管炎症について種々の画像診断法を組み合わせ、また画像検査を2回施行することで結晶と炎症の結びつきを実臨床で解明することを目的とする。コレステロール結晶の画像評価は心臓カテーテル検査施行中に行う光干渉断層装置(OCT)または近赤外線分光計付血管内超音波(NIRS-IVUS)で行う。リン酸カルシウム結晶の画像解析は心臓CTで行う。尿酸塩結晶の画像評価法はdual-energy CTを心電図同期CTに応用することで行う。この点は本研究の一つの新規点である。同時に、心臓造影CTの連続画像を用いて血管炎症の評価を行う。ベースラインで患者末梢血を用いた好中球細胞外トラップ(NETs)の評価を追加する。今年度6月に院内倫理委員会の承認を得、患者登録を開始した。COVID-19感染爆発の影響で登録は遅れているが、2023年3月現在狭心症5例、急性冠症候群3例を登録し、フォロー中である。患者末梢血を用いた好中球細胞外トラップ(NETs)の臨床的意義の探索を目指し、今年度は生好中球を単離し、酸化ストレス刺激を加えることでNETsを誘導する測定系を確立した。少数例ではあるが、狭心症に比べて急性冠症候群例でNETsが増大している傾向を掴んでいる。加えてコレステロール結晶で刺激を行うことにより量依存的にNETsの誘導性が上昇することを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度も引き続き患者登録、フォローアップを続けていく。
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今後の研究の推進方策 |
今年度も引き続き患者登録、フォローアップを続けていく。
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