研究課題/領域番号 |
22K08159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
藤末 昂一郎 熊本大学, 病院, 客員助教 (10779151)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 冠動脈疾患 / 免疫チェックポイントタンパク / LAG3 / 急性心筋梗塞 / 免疫チェックポイント分子 |
研究開始時の研究の概要 |
熊本大学病院に経皮的冠動脈インターベンション目的で入院となった冠動脈疾患連続症例を対象にsLAG-3を測定し、急性心筋梗塞患者と慢性冠症候群患者におけるLAG-3値を比較する。また、各臨床検査値、炎症反応、予後を比較し、LAG-3との関連性を検証する。研究期間は2022年4月1日から2025年3月31日で、400例(急性心筋梗塞100例、慢性冠動脈疾患300例)例における解析を行う。
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研究実績の概要 |
急性心筋梗塞をはじめとする冠動脈疾患の病態にも炎症が深く関わっており、免疫チェックポイント分子が何らかの役割を担っている可能性があるが未だ解明されていない。Lymphocyte Activation Gene-3 (LAG-3)はprogrammed cell death-1 (PD-1), Cytotoxic T-lymphocyte associated antigen-4 (CTLA-4)に次ぐ第 3の免疫チェックポイント分子として注目されている。本研究では熊本大学病院に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)目的で入院となった冠動脈疾患連続症例を対象に可溶性LAG-3(sLAG-3)をELISA法で測定し、冠動脈疾患の重症度や予後、各種バイオマーカーとの関連を調べている。2023年度までに450例の測定が終了した。CK, 高感度トロポニンT, 高感度C反応性蛋白(hsCRP)と一般的な生化学検査、ヘモグラムについては院内中央検査室において測定しデータの集積を行なっている。また、冠動脈血管内超音波(intravascular ultrasound; IVUS)や光干渉断層法(optical coher ence tomography; OCT)で評価した冠動脈プラーク容積や、 不安定プラークの要素として知られているプラークの線維性皮膜の厚さ、マクロファージ集簇についてもデータを収集している。炎症指標[hsCRP、ペントラキシン3 (PTX3)、各種炎症性サイトカイン(TNF-α、 IFN-γ、 IL-1β、IL-6、 IL-10)については、凍結保存血清を用いて今後まとめて測定・解析する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
患者リクルート、検体測定は予定通り進んでいるが、フローサイトメトリーの実験系が予定どおり進まず主にELISA法による測定・解析を中心に行なっている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き患者リクルート、検体測定、データ収集を継続していく。検体測定は引き続きELISA法を中心に行なっていく予定である。データが固定次第解析を進めていく。
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