研究課題/領域番号 |
22K08165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
宮崎 彩記子 順天堂大学, 医学部, 特任准教授 (60407319)
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研究分担者 |
荻田 学 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (10794133)
鍵山 暢之 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20722010)
宮崎 哲朗 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30600473)
堀本 義哉 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40424246)
尾関 理恵 順天堂大学, 医学部, 助教 (60801991)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腫瘍循環器学 / アンスラサイクリン / トラスツズマブ / がん治療関連心機能障害 / 化学療法関連心機能障害 / 心不全 / 乳がん |
研究開始時の研究の概要 |
乳がん薬物療法による心機能障害(CTRCD)の早期発見のため、心エコー検査が推奨されているが遵守率は高くない。CTRCD発症によって、がん治療の中断・中止の可能性があり、予防薬の検証と、効率的な心毒性モニタリング法の確立が急務である。本研究の目的は、① HER2陽性乳がん患者を多施設で前向きに登録し、②心エコー検査で左室駆出率は正常だが、左室長軸ストレイン値が治療薬開始前から低下している潜在的心機能障害を有する患者を対象に、β遮断薬の予防投与の有用性をランダム化割付試験を実施して検証する。③ CTRCDの早期診断に有用なバイオマーカーを探索する。
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研究実績の概要 |
研究目的①「HER2陽性乳がん患者を多施設で前向きに登録し、CTRCDハイリスク患者を同定」に関しては、患者データ登録収集のためのEDCシステムを構築した。研究目的②「心エコー検査で左室駆出率は正常だが、左室長軸ストレイン(GLS)値が治療薬開始前から低下している潜在的心機能障害を有する患者を対象に、β遮断薬の予防投与の有用性をランダム化割付試験を実施して検証する」に関しては、令和5年度より開始予定である。研究目的③「早期診断に有用なバイオマーカーを探索する」に関しては、研究分担者とミーティングを行い、文献検索を行い、検証するバイオマーカを複数選択した。研究参加施設からの検体を中央で一括して検査するシステムを構築中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度に作成した研究計画書では新型コロナウイルス感染症の影響により、患者フォローアップの頻度など実施不可能な点があったため、研究計画の練り直しを行ったため遅れが生じた。また、外来の体制が変則的となったため、定期的な患者フォローが困難と判断し、研究開始が後ろ倒しとなった。
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今後の研究の推進方策 |
前述の理由により患者リクルートの開始が遅れているが、令和5年度は例年通りの患者フォローアップ検査が可能と予測されるため、患者登録を加速させる。今年度は、参加病院の乳腺科スタッフに研究の周知を行い、また研究対象患者のリストを事前に作成し、患者リクルート漏れがないように工夫する。
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