研究課題/領域番号 |
22K08177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
因田 恭也 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10359747)
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研究分担者 |
辻 幸臣 名古屋大学, 医学系研究科, 特任准教授 (60432217)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アブレーション / 非可逆的電気穿孔法 / カテーテルアブレーション / 不整脈 / 心室頻拍 |
研究開始時の研究の概要 |
カテーテルアブレーションにおける高周波に代わるエネルギー源として電界パルスを用いた非可逆的電気穿孔法が考案された。本法はその通電設定により心筋に特異的な障害を加えることが可能で、本法による心房細動治療の実験的検討が行われ、さらに臨床応用が始まろうとしている。しかし、これまでの報告では、電界パルスの幅、回数、頻度、電界などの条件は十分に検討されておらず、また心室性不整脈に対する治療効果は不明である。本研究の目的は、電界パルスを用いた非可逆的電気穿孔法の設定条件を心筋及び周囲組織の組織学的な検討を踏まえ検討し、さらに心室頻拍心室細動などの難治性不整脈に対する治療効果を実験的に検討することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、電界パルスを用いた非可逆的電気穿孔法の設定条件を心筋及び周囲組織の組織学的な検討を踏まえ検討し、さらに心室頻拍心室細動などの難治性不整脈に対する治療 効果を実験的に検討することである。 まず、この研究にはパルス電界発生装置が必要である。非可逆的電気穿孔法に使用するパルス電界発生装置の製作を依頼したところ、その完成に時間がかかり、2023年3月にようやく装置が完成した。しかし、パルス電界の幅、頻度などの設定に問題があり、現在装置を修理中である。そのため本装置を用いての実験検討はこれから始めるところである。パルス幅は100マイクロsecと狭いdurationから設定可能であり、二相性の波形も設定でき、心電図同期も可能で、頻度などの設定調節も可能である。今後ウサギ筋肉にて検討を行う。 そのため、本装置が到着するまでの間、遺伝子導入に用いるパルス電界発生装置を用いて、肉片にて通電効果を確かめているところである。この装置は我々が予定していた1000Vでなく、300V程度の出力のみで、出力が弱く、パルス幅や頻度も異なっており、十分な効果が期待できないものの、パルスの条件による効果の違いを検討し得ると考えた。数例の検討であるが、心筋焼灼可能であり、心筋に非可逆的なダメージの作成が確認された。また房室結節付近への通電により、心拍数の減少が確認され、房室ブロック作成可能であることも確認された。現在、焼灼した心筋の組織学的検討も行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
パルス電界発生装置作成に予定以上の時間がかかったため。当初予定していた実験が行うことができていない。
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今後の研究の推進方策 |
パルス電界発生装置は、すでにほぼ完成に近く、数か月以内に手に入る予定である。パルス幅、パルス間隔、パルス回数、パルス波形(単相性/二相性)、電界の大きさを可変できる仕様の機器であり、ウサギ心室筋での最適な通電条件を検討する予定手ある。。
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