研究課題/領域番号 |
22K08183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高見 充 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (50793717)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | オンライン診療 / 遠隔モニタリング / リアルタイム心電図 / 小型心電計 / デジタルヘルス / 遠隔診療 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢化社会に伴い心不全の患者は急増しており、現在の循環器外来診療体制だけでは十分な診療体制を維持するのが困難となる可能性があります。またCOVID-19感染拡大により外来閉鎖や受診控えなども認めています。このため我々は近年目覚ましい進歩を続けている、デジタルヘルス技術を用いた遠隔での循環器外来診療体制の構築が必要と考えました。自己装着可能な小型心電計を自宅郵送する事により非対面での長時間心電図記録が可能で、患者負担軽減、更に高い患者満足度が得られる事を我々は既に報告しています。本研究では循環器疾患を持つ患者さんにリアルタイムの心電図を確認しながら行う遠隔診療の有用性、安全性を検討します。
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研究実績の概要 |
自宅郵送でのリアルタイム心電計を基にした遠隔診療体制の有用性と安全性の検討: 2022~2023年:当院で不整脈に対してカテーテル治療を受けた患者において、その後の3カ月、6カ月後の外来フォローにおいて通常の対面受診の代わりに自宅に小型心電計を郵送し、患者自身または家族の携帯電話にダウンロードした診療アプリを用いてリアルタイムの心電図波形を確認しながらオンライン診療を行った。 オンライン診療は安全に施行でき、患者満足度も非常に高い結果が出ている。この研究において、患者は従来の対面診療に比較し病院への通院回数を減らす事が可能であった。一方、心電図のモニタリング時間は、今回の新たなオンライン診療体制の方が4倍程長い結果が出て、その有用性が明らかになってきている。この結果については論文発表を行った。現在も登録患者数は増加している。また所属大学病院では病院として公式のオンライン診療も開始予定であり別の研究も開始予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
症例登録は順調に経過している
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今後の研究の推進方策 |
現在のリアルタイム心電図モニタリングを行うオンライン診療の他に、他の機器やオンライン診療形態で行う臨床研究も行う予定である。
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