研究課題/領域番号 |
22K08247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
黒瀬 浩史 川崎医科大学, 医学部, 講師 (30551139)
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研究分担者 |
岡 三喜男 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40223995)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん精巣抗原 / バイオマーカー / 免疫チェックポイント阻害薬 / 血清NY-ESO-1/XAGE1抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
がん精巣抗原などに対する血清抗体をバイオマーカーとした、免疫チェックポイント阻害薬の効果を予測する検査薬(血清抗体検出パネル)の特許開発を行う。今まで、非小細胞肺がんの血清NY-ESO-1/XAGE1抗体がICI単剤治療の臨床効果を予測する事を報告してきた。最近、2つの血清抗体を検出するバイオマーカー全自動測定法(HISCL法)をシスメックス社と産学共同で開発した。本研究では、NY-ESO-1/XAGE1以外のがん精巣抗原と既知のがん抗原に対する多数の血清抗体を同時に検出する血清抗体検出パネルの特許開発を行う。
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研究実績の概要 |
免疫チェックポイント阻害薬(抗CTLA-4/PD-1/PD-L1抗体)は、各種がん治療の標準薬として適応を拡大している。しかし効果は限定的で、高額治療による財政圧迫が課題であり、効果を予測するバイオマーカーの探索が必須である。現在、腫瘍PD-L1発現と遺伝子検査が一部に承認されているが、低い臨床性能(感度と特異度)、検出率、費用など問題が多い。 そのため本研究では、がん精巣抗原などに対する血清抗体をバイオマーカーとした、免疫チェックポイント阻害薬の効果を予測する検査薬(血清抗体検出パネル)の開発を目指す。本年度は、74種がん抗原(がん精巣抗原、がん関連抗原、腫瘍マーカー)に対する抗体反応をLuminex法にて解析することとし、コントロール群で、まずは各がん抗原ごとのカットオフ値を設定した。コントロール39例における測定値の95%点をカットオフとして、median=507, range=81~4162、mean=887, 95%CI=696~1078であり、全抗原のカットオフ値を決定した。 同時に、本年度は症例を集積し、非小細胞肺癌131例の血清を収集した。今後これらの症例における74種がん抗原の抗体反応を測定する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
多施設共同で症例の集積を進めており、予定通り多抗原の抗体反応を測定していく。
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今後の研究の推進方策 |
肺癌症例における74種がん抗原の抗体反応を今後測定し、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果予測可能なバイオマーカーを選定する。症例ごとの抗体反応数にも着目し、ICI奏効、非奏効例で反応数に違いがあるかどうか検討する。
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