研究課題/領域番号 |
22K08266
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
|
研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
山口 央 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70795913)
|
研究分担者 |
各務 博 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30418686)
解良 恭一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (40400783)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 免疫チェックポイント阻害薬 / 免疫関連有害事象 / 肺臓炎 / 肺癌 / 胸部悪性腫瘍 / PD-1阻害薬 / 抗CTLA-4抗体 / irAE / 副作用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では肺癌患者の末梢血単核細胞(PBMC)を用いて免疫関連有害事象(immune-related Adverse Events:irAE)の発症を予測するバイオマーカーの開発を行う。このバイオマーカーは適切に患者を層別化することで、開発が進む複合免疫療法において、最小のirAEリスクで最大の長期生存効果を生むことを可能とする。さらに、irAEメカニズムを担う過剰なT細胞免疫応答を反映するT細胞クラスターパターンを用いることで、治療前のirAE発症予測を可能とする。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は非小細胞肺癌患者の末梢血単核細胞(PBMC)を用いて免疫関連有害事象(immune-related Adverse Events:irAE)の発症を予測するバイオマーカーの開発を行うことである。このバイオマーカーは適切に患者を層別化することで、開発が進む複合免疫療法において、最小のirAEリスクで最大の長期生存効果を生むことを可能とする。さらに、irAEメカニズムを担う過剰なT細胞免疫応答を反映するT細胞クラスターパターンを用いることで、治療前のirAE発症予測を可能とする。現在、本研究の対象となる患者の情報収集を進めている。埼玉医科大学国際医療センターで薬物療法を受けた非小細胞肺癌患者が対象である。特に、1次治療で抗PD-1抗体単剤、抗PD-1抗体とプラチナ製剤を含む化学療法との併用、抗CTLA-4抗体+抗PD-1抗体併用療法を受けた患者の患者背景、抗腫瘍効果、予後(無増悪生存期間、全生存期間)、irAE発症の有無の情報収集およびデータベース化を進めている。このデータベースを基に、採血検体はフローサイトメトリー(FCM)解析を行い、一部はマスサイトメーター(CyTOF)による解析、single cell RNAseq解析、TCRレパトア解析を行っている。病理学的評価は腫瘍組織を多重染色し、PerkinElmer社のOperettaとMantraを用いた定量的解析を進めている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
患者同意に基づく臨床情報の収集、PBMC解析、組織学的解析は各々進捗があるものの、現在のところ統合的な解析に至っていない。可能な限り多くの患者数、検体を確保した上での解析を計画しているため、当初の計画よりも進捗が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
各解析の進捗状況を確認した上で、統合的な解析を進める。
|