研究課題/領域番号 |
22K08280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
GABAZZA CORINA 三重大学, 医学系研究科, 特任講師(研究担当) (10750656)
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研究分担者 |
Gabazza Esteban 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00293770)
戸田 雅昭 三重大学, 医学系研究科, 講師 (10202201)
小林 哲 三重大学, 医学系研究科, 教授 (20437114)
安間 太郎 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80773887)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | COPD / 肺内細菌叢 / アポトーシス / ELISA法 / コリシン / corisin / 細菌叢 / 肺気腫 / 呼吸不全 / 抗corisin抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
肺内細菌叢は慢性閉塞性肺疾患の病態形成に関与していることが複数の研究で示されているが、その機序は不明である。本研究の目的はタバコ煙による慢性閉塞性肺疾患マウスモデルを作製し、in vivo実験によって、気管支上皮細胞の障害・アポトーシスに重要な役割を果たしている肺内細菌叢由来細胞死誘導因子であるcorisinに対するモノクローナル抗体を投与することにより、その病態形成を抑制することが可能かどうか、さらにその先にある創薬を考え、毒性まで検討し、前臨床試験に至るまでの基礎データを明らかにするものである。
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研究実績の概要 |
令和4年度はCOPDモデルを作成して、コリシンの濃度を測定した。MMP-2過剰発現トランジェニックマウス及び野生型マウスに毎日30分、一日一回、3週間、タバコ煙抽出物を吸入させ、COPDモデルを作製した。 Micro-computed tomographyでlow-attenuation areaを確認し、トランジェニックマウスとコントロールの野生型マウスに麻酔のイソフランを投与し、頚静脈から全採血し、肺から気管支肺胞洗浄液を回収し、致死させた後、肺組織を採取した。次にCorisinの濃度を測定のために、抗トランスグリコシラーゼ351ポリクローナル抗体を捕捉抗体(固相用抗体)、ビオチン化抗コリシンモノクローナル抗体を検出抗体とする酵素結合免疫アッセイを開発した。実験で採取した検体でのコリシンの濃度を測定したところ、タバコ煙抽出物を吸入させた群ではタバコ煙抽出物を吸入させていない群に比べて、コリシンの濃度が高かったことが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験用の材料がすべて揃ったので研究はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
本年はコリシンによる肺胞上皮細胞、動脈血管内皮細胞、肺胞マクロファージの活性化・アポトーシスの検討:野生型(C57BL/6)マウスモデル由来肺動脈内皮細胞・肺胞上皮細胞はコラゲナーゼ法で、肺胞マクロファージは気管支肺胞洗浄液から分離する。人由来の肺動脈内皮細胞(HAPEC)・肺胞上皮細胞(A549)・単球(THP-1)の細胞株も実検に用いる。各々の細胞はcorisin又はscrambled peptideの存在下で培養し、48時間後に細胞死の程度をflow cytometry、免疫染色、Western blotting法で確認する。
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