研究実績の概要 |
本研究で明らかにすることは:1)皮膚ILCサブセットとT細胞のサイトカイン受容体依存性 2)ILCは皮膚のニッシェを占拠する際にT細胞と競合するのか 3)薬理学的インターベンションによりILCを制御することは可能か(瘢痕性脱毛モデル)4)ILCは疾患と関わるのか(ヒト瘢痕性脱毛症)。の4つを軸としているが、2023年度は4)を中心に計画を実行した。具体的には免疫不全マウスモデルのコロニーを拡大し、invitroとvivoの以下の実験を実行した。フローサイトメトリー、セルソーティング、細胞外フラックスアナライザー、コンフォーカルマイクロスコープなどの機器と、シングルセル解析(NIHとの共同研究)を用いて皮膚の免疫細胞と非免疫細胞のキャラクターの同定を行なった。また、積極的に学会に参加し、また筆頭者として発表を行い、情報収集に努めた。筆頭著者として以下の論文を発表した。1.Mouse Models for Atopic Dermatitis. Keiko Sakamoto, Keisuke Nagao CURRENT PROTOCOLS in the Immunology section, 2023 Mar 27. https://doi.org/10.1002/cpz1.709 2.Identification of skin-infiltrating donor lymphocytes in a case of pre-engraftment syndrome. Keiko Sakamoto, Ibuki Takatsuka, Tomonari Takemura, Takaaki Ono, Yuka Nagakura, Svetlana D. Pack, Keisuke Nagao, Tetsuya Honda, J Dermatol, 2023 Mar 3. doi: https://doi.org/10.1111/1346-8138.16785 3.A case of nonpigmented fixed drug eruption with eosinophilic intraepidermal vesicle formation. Keiko Sakamoto, Mayu Fujihiro, Atsushi Sakamoto, Chika Yamada, Keisuke Nagao and Tetsuya Honda, J Dermatol, 2023 in press
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