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形質細胞シングルセルRNAシークエンスによるALアミロイドーシス網羅的遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 22K08447
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

竹田 勇輔  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (60772746)

研究分担者 堺田 惠美子  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (60422218)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードALアミロイドーシス / シングルセル解析 / 網羅的遺伝子解析 / シングルセルRNAシークエンス / 形質細胞
研究開始時の研究の概要

全身性ALアミロイドーシスは、形質細胞が作るアミロイド蛋白が全身臓器に蓄積する、まれで治療が難しい病気です。しかし、病気を引き起こす形質細胞の割合が低いため、これまでは正常な細胞と区別することができず、遺伝子の異常を解析することが困難でした。
本研究では、ALアミロイドーシスの骨髄中の形質細胞に着目し、単一形質細胞レベルで分離を行って、網羅的に遺伝子変異解析とRNA発現解析を行い、アミロイドーシスを引き起こす原因遺伝子を調べ、明らかにすることを目標としています。

研究実績の概要

同じく骨髄腫類縁疾患であり、骨髄中の腫瘍細胞割合が少ないPOEMS症候群を対象とした、当教室の先行研究のシングルセル解析の手法を用い(JCI Insight. 2022 Oct 24;7(20):e151482.)、ALアミロイドーシス患者の骨髄形質細胞解析の準備を進めている。
ALアミロイドーシス患者は希少疾患であるため、検体のリクルートを行えるかどうかが非常に重要である。これについては、院内および県内関連病院の当該症例ピックアップを進め、データベースを作成している。ALアミロイドーシスの患者検体は千葉大学医学部附属病院血液内科において、順調に検体数は収集されている。現在まで、院内で28検体の保存が完了している。対照とする多発性骨髄腫、MGUS検体については、十分数の収集が完了している。
並行してALアミロイドーシス患者検体におけるシングルセル解析条件の検定を進めており、最適な解析条件について設定を行っている。症例ごとのばらつきが大きい疾患であり、条件設定についてさらに検討が必要となっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

シングルセル解析の条件検定に想定より時間を要しており、進行はやや遅れていると判断している。新型コロナ流行のため、当初の見込みより新規症例の集積が遅れたものの、すでに集積してある検体により研究の遂行は可能な状況である。

今後の研究の推進方策

次年度については、シングルセル解析を本格的に開始し、ALアミロイドーシス、多発性骨髄腫、MGUSの各症例から、単一形質細胞レベルで複数の遺伝子ライブラ
リーを作成し、RNAシークエンス解析を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Unraveling unique features of plasma cell clones in POEMS syndrome with single-cell analysis.2022

    • 著者名/発表者名
      Isshiki Y, Oshima M, Mimura N, Kayamori K, Miyamoto-Nagai Y, Seki M, Nakajima-Takagi Y, Kanamori T, Iwamoto E, Muto T, Tsukamoto S, Takeda Y, Ohwada C, Misawa S, Ikeda JI, Sanada M, Kuwabara S, Suzuki Y, Sakaida E, Nakaseko C, Iwama A.
    • 雑誌名

      JCI Insight

      巻: 7 号: 20 ページ: 1-13

    • DOI

      10.1172/jci.insight.151482

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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