研究課題/領域番号 |
22K08553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
五野 貴久 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00418724)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 皮膚筋炎 / 核内転写因子 / インターフェロン / 炎症性サイトカイン / 膠原病 / 肺 / サイトカイン / 自然免疫 / 核酸 |
研究開始時の研究の概要 |
抗メラノーマ分化関連遺伝子5抗体陽性皮膚筋炎に併発する間質性肺疾患は、現行治療では呼吸不全のため6ヶ月の死亡率が30%と予後不良であり、新規治療法の開発が切実に望まれている。本研究では、抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎に併発する間質性肺疾患に対する新規治療開発に向けて、末梢血の各免疫担当細胞のType 1 インターフェロン遺伝子発現に関わる詳細なメカニズムを解明することで、サイトカインストームをきたす難治性病態の克服につながる新規治療法の開発や、療養生活の質の向上を担保していけるよう社会貢献を果たすことを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎に併発する間質性肺疾患に対する新規治療開発に向けて、末梢血の各免疫担当細胞のType 1 IFN遺伝子発現に関わる核内転写因子を蛍光染色で可視化することで、本病態の責任炎症細胞及び細胞内のシグナル伝達経路を解明することである。当該年度においては、予定通り、本疾患及び対照疾患より末梢血の各免疫担当細胞毎にソーティングし、核内転写因子の蛍光染色を行なった。本疾患と対象疾患での各免疫担当細胞の核内転写因子の強度の測定を行なった。また、血清中のインターフェロン1/2/3型及びIL-6, TNFなどの炎症性サイトカインを測定した。さらに、本疾患以外の対照となる各膠原病疾患及びCOVID-19での末梢血免疫担当細胞の各割合を測定した。現在、核内転写因子、血清サイトカイン及び各免疫担当細胞の割合との関連性について現在解析を行なっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
ある特定の核内転写因子の活性化が確認できた際には、予定通り、その転写因子を活性化させている可能性のある上流の鯨飲拡散の同定を進めていく。一方、疾患特異的な活性化している核内転写因子の同定が行えなかった場合には、血清サイトカインや末梢血での各免疫担当細胞の分布に関して、本疾患の病態と関連のある事象を同定していく。
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