研究課題/領域番号 |
22K08630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
青谷 大介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80600494)
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研究分担者 |
小山 博之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (00790700)
田中 智洋 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20402894)
川口 毅恒 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (80597823)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | グレリン / 中鎖脂肪酸 / 肥満症 / 摂食 |
研究開始時の研究の概要 |
胃由来ホルモンのグレリンは、視床下部ニューロンの活性化により摂食を促進させる。申請者らは、中鎖脂肪酸の摂取下では、グレリンの摂食促進作用が視床下部において阻害されることを見出している。本研究ではこの知見をさらに展開させ、グレリンの摂食促進作用に対する食物由来中鎖脂肪酸の阻害効果について詳細に解析し、さらに中鎖脂肪酸の肥満症治療への臨床応用を目指す。具体的には、グレリン応答性細胞株を用いた中鎖脂肪酸-グレリン間相互作用に関する分子メカニズムの解明、モデル動物への中鎖脂肪酸投与による抗肥満効果の検討、機能的脳画像を用いた肥満症患者の食欲に対する中鎖脂肪酸摂取の効果に関する検討、を行う。
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研究実績の概要 |
これまでの検討により、グレリンの摂食促進作用に対して経口摂取された中鎖脂肪酸が阻害的に作用することを動物を用いた基礎検討で確認してきた。 これらの知見を踏まえて今年度は、中鎖脂肪酸によるグレリンシグナル阻害作用に関する分子メカニズムについて詳細に検討した。 グレリン受容体を発現していることが既に知らているCHO(Chinese hamster ovary)-GHSR62細胞を96ウェルプレートに撒き、培養した。次に同細胞にグレリンを添加し、細胞内カルシウム濃度の変化をFDSS(Functional Drug Screening System)によるFluorescence Intensityのアッセイ系により測定した。グレリンを低用量、中用量、高用量で添加したところ、グレリンの用量依存的にFluorescence Intensityが上昇していた。 これらの結果から、上記評価系がグレリン細胞内シグナルの定量に妥当であることを先ず確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
細胞内シグナルの検出に関する評価系を確立した。一方で、中鎖脂肪酸による影響については検討できておらず、次年度に行っていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
推進方策に大きな変化はない。今回確立した評価系を用い、中鎖脂肪酸による影響を観察していく。また次年度以降についても、当初の実験計画にそって進めていきたい。
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