研究課題/領域番号 |
22K08716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
森田 和豊 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (00608862)
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研究分担者 |
吉住 朋晴 九州大学, 医学研究院, 教授 (80363373)
原田 昇 九州大学, 大学病院, 講師 (80419580)
伊藤 心二 九州大学, 大学病院, 講師 (90382423)
栗原 健 九州大学, 大学病院, 助教 (50823598)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | iPS細胞 / 肝細胞 / Cas9 / 機能特化型肝再生 |
研究開始時の研究の概要 |
①iPSCs-Cas9を肝細胞(iHeps-dCas9) に分化させ、遺伝子の発現を調べ、iHeps-Cas9において発現が低い遺伝子をリストアップする。 ②標的遺伝子に対するガイドRNAを導入して、遺伝子を活性化する。 ③活性化したiHepsを免疫不全動物モデルに移植し、機能を解析する。 ④活性化したiHepsを血管内皮細胞などと共培養し、ミニ肝組織を作成する。
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研究実績の概要 |
現時点では、iPS細胞から機能的に完全な肝細胞を誘導する方法は開発されていない。dCas9システムは標的遺伝子の転写を強力に活性化するため、dCas9を発現するiPS細胞を肝細胞に分化させ、特定の遺伝子に対するガイドRNA (sgRNAs) を導入すれば、その機能に特化した肝細胞を作ることができ、特定の機能を低下・欠失した疾患の治療法につながる可能性がある。 まずiPS細胞-dCas9の培養を開始した。培養する過程において、iPS細胞が線維芽細胞様に分化することもあったが、最終的に安定培養に成功した。その後、iPS細胞から肝細胞に分化させる過程で、内胚葉細胞のマーカーであるSox17の発現をRT-PCR、蛍光免疫染色で確認した。iPS細胞のマーカーであるOct4の発現が低下しているのを同様にRT-PCRで確認した。 次にiPS細胞を肝細胞に分化させ、肝細胞のマーカーとしてHNF4α、FOXA2、CEBPBの良好な発現をRT-PCRなどで確認した。 次にiPS由来肝細胞において、ヒト正常肝細胞よりも発現が低下している遺伝子をリストアップすることにした。まず、肝臓の重要な機能の一つである尿素サイクルの遺伝子発現をRT-PCRで解析した。尿素サイクルを構成するOTC、CPS1、ASS、ASL、ARG1などのmRNAの発現はヒト正常肝細胞に比べて概ね低発現であり、機能的に未熟であることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
iPS細胞の安定培養の確立にやや時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
iPS由来肝細胞において、正常肝細胞よりも発現が低下している遺伝子をリストアップする。これらの標的遺伝子に対するガイドRNAを設計・導入し、機能的成熟度を高めることを目指す。
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