研究課題/領域番号 |
22K08763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
辻本 洋行 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (20521272)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 再生医学 / 足場材料 / 羊膜 / 幹細胞 / 鱗コラーゲン / 注入可能 / 再製医学 / 再生足場材料 / 羊膜幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで我々の開発した羊膜の特性を模倣し安全で機能的な再生医療材料(羊膜模倣再生医療材料)に、より安全で機能的な魚類の鱗コラーゲンを用いて、特に注入可能な新しい機能的足場材料を作成しその基礎的・応用的検討を行う。 上記材料を用いてまずは(1基本的条件設定を行う (2)ラットの背筋や皮下組織を一部手術的に欠損させたモデルを作成し、作成したCM含有鱗コラーゲン混合液を注入し、経時的にその皮膚組織の修復再生度を調べる。(3)ラットの肝組織を手術的に一部切除したモデルを作成し、CM含有鱗コラーゲン混合液を塗布し、経時的に肝組織の修復再生度を調べる。
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研究実績の概要 |
意義と目的:分娩の際の付属物である羊膜は、一方で優れた再生医療材料として近年注目されている。しかし羊膜は感染症や拒絶反応等の問題を有し、また人工的な加工や3次元的使用もできない。そこでこれまで我々はH25-27、H28-30年度科学研究費助成研究において、安全で且つ加工性に優れ機能的な羊膜模倣再生医療材料を開発し、その基礎的検討より組織・臓器再生に応用できる可能性について報告した。更にH31-R3度科学研究費助成研究においては、従来の牛豚の皮や骨由来のコラーゲンに比べ人畜共通感染症の問題が無いより安全な魚類の鱗コラーゲンを用いた改良を行い、より優れた細胞増殖能や分化能を有することを報告した。本研究においては更にこれを発展し、特に注入可能な新しい機能的足場材料を作成することを目的とし、その基礎的な特性や効果および今後の臨床応用の可能性について検討を行うこととする。 方法:令和5年度においては、鱗由来のコラーゲンを用いて注入可能な新しい機能的足場材料を作成するために、まずその基礎的条件等の検討と、組織的な反応や効果判定を行うために動物投与にて随時検証実験を行った。 結果:基礎的条件検討のex vivo実験を行い、注入濃度や注入量、また配合組成・配合比や使用するデバイス等、数条件の有望な候補条件を選定した。次にその条件を検証するため、設定条件に従い実際にラットを用いた動物実験を行った。これまで特にまずは早期の組織反応や効果について解析を行ったところ、鱗コラーゲンを用いた注入剤は従来法に比べ比較的組織の反応や再構築についてより良好な結果が示された。今後より長期の投与等や詳細な組織解析等の詳細な実験解析を行い、その反応や効果について順次検証を行ってゆく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
鱗コラーゲン等の資材の入手の遅れ(供給元との契約の関係上での供給の遅れや流通量の不足等による)
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今後の研究の推進方策 |
入手が遅れていた鱗コラーゲン等の資料については、現在確保できる様になってきており、23年度はそれらを用いた基礎的検討や動物実験を順次行っている。
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