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クローン病術後抗TNFα抗体維持療法の有効性と安全性に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K08768
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

中山 吾郎  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90422782)

研究分担者 山村 健史  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (10709091)
梅田 晋一  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (40901939)
中村 正直  名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (60467321)
服部 憲史  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70744051)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードクローン病 / 炎症性腸疾患 / 抗TNFα抗体 / ウステキヌマブ / 術後寛解維持療法
研究開始時の研究の概要

クローン病は小腸・大腸を中心とした消化管に慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性腸疾患であり,厚生労働省より特定疾患(指定難病)に指定されている.現在クローン病を完治させる治療法はなく,薬物治療により活動性をコントロールし,患者のQoLを高めることが治療の主体である.一方で腸管切除を含む手術が必要となる症例も多く,また術後再発による再手術率が高いことは大きな問題である.本研究では難治性腸管病変に対する手術後の寛解維持療法としての生物学的製剤の再発抑制効果と安全性を臨床第2相試験として検証し,科学的根拠に基づく新たな治療戦略を創世することを目標とする.

研究実績の概要

クローン病(CD)は小腸・大腸を中心とした消化管に慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性腸疾患であり、厚生労働省より特定疾患に指定されている。現在CDを完治させる治療法はなく、薬物治療により活動性をコントロールし、患者のQoLを高めることが治療の主体である。一方で腸管切除を含む手術が必要となる症例も多く、また術後再発による再手術率が高いことは大きな問題である。本研究では難治性腸管病変に対する手術後の寛解維持療法としての生物学的製剤であるウステキヌマブ(UST)の再発抑制効果と安全性を臨床第2相試験として検証し、科学的根拠に基づく新たな治療戦略を創世することを目標とする。
2022年度は、後方視的に当院でCDに対する腸管切除・吻合術後にUSTが投与された患者のうち、術前に抗TNF-α抗体薬の投与歴がある患者群(コホートA)と投与歴がない患者群(コホートB)を対象として、術後1年の臨床的再発に関して検討を行い、良好な結果を確認した。一方で、近年の生物学的製剤の急速な普及により術前にUST既治療患者が増加しており、2023年度は術前にUSTの投与歴がある患者群(コホートC)および、投与歴がない患者群(コホートD)を対象として、術後1年の臨床的再発に関して後方視的に検討を行った。各コホートの再発率は28%/12%と、UST既治療患者では術後の補助療法の有効性が劣る可能性が示唆された。この結果をもとに本研究の実施計画書を一部見直し、2024年度は研究実施計画書を名古屋大学医学部附属病院治験審査委員会(IRB)へ提出し、認可を取得の上で症例登録を開始する(予定登録数50例)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

近年の生物学的製剤の急速な普及により、当初想定していた以上に術前にUST既治療患者が増加しており、USTの投与歴がある患者群での有効性を確認する必要が生じたため。2023年度の探索的研究結果を踏まえて本研究実施計画書の一部変更を行った。

今後の研究の推進方策

2024年度は研究実施計画書を名古屋大学医学部附属病院治験審査委員会(IRB)へ提出し、認可を取得の上で症例登録を開始する(予定登録数50例)。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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