研究課題/領域番号 |
22K08792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 群馬県衛生環境研究所 (2023) 群馬大学 (2022) |
研究代表者 |
渡辺 亮 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (60738847)
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研究分担者 |
石井 範洋 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00711508)
塚越 真梨子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60781317)
調 憲 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70264025)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | STMN / 膵癌 / PIP化合物 / 温熱療法 / STMN1 / 化学療法 / シナジー効果 |
研究開始時の研究の概要 |
難治性である膵癌の新規治療としてStathmin (STMN)に着目した。当研究室ではSTMN1が発癌、腫瘍増殖、外科治療後の予後予測に有用であることを証明してきた。この実績をもとにSTMN1を標的とし、既存の化学療法・温熱療法とシナジー効果をもたらす新規の治療手法の確立を目的としている。ピロールイミダゾームポリアミド(PIP)化合物は任意の遺伝子の発現を特異的に抑えることができる次世代の抗がん化合物で、このPIP化合物を利用してSTMN1を抑制し抗腫瘍効果を証明し、抗がん剤・温熱療法に対する増感効果を確認し、膵癌における新規治療ツールの開発を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は難治性である膵癌の新規治療として、悪性腫瘍の増殖・進行におけるKey factorとして報告されているStathmin (STMN)に着目した。STMN1を標的とし、既存の化学療法・温熱療法とシナジー効果をもたらす新規の治療手法の確立を目的としている。ピロールイミダゾームポリアミド(PIP)化合物は任意の遺伝子の発現を特異的に抑えることができる次世代の抗がん化合物で、このPIP化合物を利用してSTMN1を抑制し抗腫瘍効果を証明し、抗がん剤・温熱療法に対する増感効果が得られることを証明できれば、膵癌における新規治療ツールの開発に繋がる。 昨年度、膵癌細胞株Suit-2において、STMN1抑制と温熱療法のシナジー効果を証明できた。本年度は他の種類の膵癌細胞株 AsPC5での再現性を評価した。In vitroでSTMN1標的PIP化合物投与による抗腫瘍効果(増殖抑制、浸潤抑制)を評価した。次にSTMN1標的PIP化合物と抗がん剤(パクリタキセル)の併用効果を検証し、相加効果が得られるかを検討した。また、コントロールの37℃と3時間の加温条件(43℃)で、STMN1標的PIP化合物投与による効果の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
膵癌細胞株 AsPC5においても、STMN1標的PIP化合物投与により増殖能、浸潤能の抑制効果が得られ、抗腫瘍効果が確認された。パクリタキセルとの併用では、STMN1標的PIP化合物投与により抗腫瘍効果の向上が確認された。
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今後の研究の推進方策 |
膵癌細胞株 AsPC5に対する加温条件下でのSTMN1標的PIP化合物の抗腫瘍効果に関して確認を行う。データ整理を行い論文発表に向けて準備を進める。
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