研究課題/領域番号 |
22K08839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
市川 寛 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50721875)
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研究分担者 |
羽入 隆晃 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (50719705)
加納 陽介 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90745580)
宗岡 悠介 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00769391)
臼井 賢司 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (70769413)
坂田 純 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70447605)
滝沢 一泰 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (30706437)
若井 俊文 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50372470)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 食道癌 / 生体インピーダンス法 / 位相角 / 術前化学療法 |
研究開始時の研究の概要 |
食道癌患者における栄養障害や全身状態の悪化は、治療効果や長期的な予後に関連している。 生体電気インピーダンス法で測定される位相角は細胞レベルの構造的障害度を反映する指標であるが、食道癌患者における臨床的意義は不明である。 本研究では食道癌患者における位相角の臨床的意義を解明し、食道癌の日常診療において容易に評価できる位相角の予測モデルを構築する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、「食道癌患者におけるPhase angleの臨床的意義を解明し、食道癌の日常診療において容易に評価できるPhase angle予測モデルを構築すること」である。本年度は、食道癌術前化学療法を施行した症例におけるPhase angleと臨床病理学的因子の関連について検討した。 食道癌術前化学療法施行前にBIA法による体組成測定を施行された9例を対象とした。 治療前の臨床的進行度、CONUTスコアや主観的包括的アセスメントによる栄養評価、握力、椅子立ち上がりテスト、臨床的治療効果、発熱性好中球減少の発生、CTCAE Grade 3以上の非血液毒性の発生とPhase angleとの関連を統計学的に解析した。Phase angleと握力との間には正の相関を認め、椅子立ち上がり時間との間には負の相関を認めた。臨床的治療効果がCR/PRの症例ではSD/PDの症例と比較してPhase angleが高い傾向を認めた。その他の臨床病理学的因子とPhase angleとは有意な関連は認められなかった。 Phase angelはサルコペニア診断の要素である握力や椅子立ち上がり時間と相関していることは知られている。今回の検討で得られたPhase angleと食道癌術前化学療法の治療効果との関連については興味深い知見であり、Phase angle測定は食道癌術前化学療法の効果予測に有用な可能性が示唆される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
食道癌術前治療前にPhase angleを測定できた症例が少なく、症例集積に遅れがある。
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今後の研究の推進方策 |
関連施設にも協力を仰ぎ、食道癌術前治療前にBIA法によるPhase angle測定を施行した症例の集積を進める。Radiomics解析を用いて治療前CT画像の腸腰筋とPhase angleとの関連についても検討を行う。研究結果は学術論文として投稿予定である。
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