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微小管ダイナミクスに着目した食道癌の新規治療法開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K08848
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

藤原 義之  鳥取大学, 医学部, 教授 (40314330)

研究分担者 宍戸 裕二  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (00812702)
宮谷 幸造  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30758173)
松永 知之  鳥取大学, 医学部, 助教 (40743274)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード微小管結合物質 / 食道癌 / 胃癌 / 膵臓癌 / paclitaxel / 食道がん / 新規抗がん剤 / 微小管 / 光線力学的治療 / 微小管重合 / 新規化合部 / 抗がん剤
研究開始時の研究の概要

食道癌は全癌種のなかでも予後不良な疾患であり、食道癌に対する新たな治療法の開発が急務である。本研究は、新規ペプチドが、微小管ダイナミクスを調節することで食道癌に対し抗腫瘍効果をもつことを示し、新たな治療法となりうるかを検討することを目的とする。
細胞骨格である微小管は、チュブリンの重合と脱重合(微小管ダイナミクス)により細胞構造の維持、細胞内輸送、細胞分裂に関わる。我々は、新規化合物Tau由来ペプチド(TP)が微小管安定化能を有する事、さらに、光反応基であるジアジリン構造を結合したTP(DA-TP)を用いると、光照射による微小管安定化の強化と抗腫瘍効果が増強されることを確認している。

研究実績の概要

紫外線感受性のある新規微小管結合物質DA-TPの抗腫瘍効果及び紫外線によるその増強効果を食道癌・胃癌・膵臓癌細胞株を用いて検証を行った。まず、UV照射の詩的条件を2分と決め、次にDAーTPの各種がんに対する抗腫瘍効果を確認した。食道癌細胞株KYSE30では2.5uM、そして、MKN-45では10uMで有意な増殖抑制効果を認めた。一方、膵癌細胞株Panc-1では有意な増殖抑制効果を示さなかった。UVとの併用効果は今後施行予定である。微小管に結合し抗腫瘍効果を示すpaclitaxel(PTX)の各種がんに対する抗腫瘍効果を検証した。今後PTXとの併用効果についても検証する。DA-TPの細胞内局在をin-vivo imagingにて確認する愛媛大学との共同研究は、現在条件検討中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新規化合物DA-TPの細胞内局在、微小管結合をin-vivo imagingにて確認する実験が条件設定が難しく遅れている。今後は細胞周期の変化などの方法で、新規化合物の微小管結合の証明を行っていく予定である。

今後の研究の推進方策

DA-TPの抗腫瘍効果、UVとの併用効果を確定させる。さらに、PTXとの併用効果についても検証する。動物実験へ移行し安全性に関しても検証する。DA-TPの微小管結合を証明し、抗腫瘍効果のメカニズムを明らかにする。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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